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「中国GDPに注目」 外為トゥデイ 2020年1月17日号

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(1)
欧州中銀(ECB)はラガルド総裁の下で初会合となった12月理事会の議事録を公表。メンバーの何人かは「現在の金融政策措置の副作用の可能性に注意が必要」と指摘。一方で「金融政策措置がユーロ圏経済に効果を及ぼす時間を与える必要がある」との見解も示された。

(2)
米12月小売売上高は前月比+0.3%と予想と一致。ただ、前月分が+0.2%から+0.3%へ上方修正された他、変動の大きい自動車を除いた売上高は前月比+0.7%と予想(+0.5%)を上回り、2019年7月以来の高い伸びを記録した。米新規失業保険申請件数が20.4万件に減少(前回:21.4万件、予想:21.8万件)した他、米1月フィラデルフィア連銀製造業景気指数が17.0へ上昇(前回:2.4、予想:3.8)した事もあってドルは買いが優勢となった。

(3)
米経済指標や米企業決算の好結果を受けて上昇していた米国株が引けにかけて一段高となり、主要3指数が揃って史上最高値を更新した。ただ、一段の円売りには繋がらなかった。

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ドル/円の見通し

昨日のドル/円は、終値ベースでは約0.2%上昇。米経済指標の良好な結果などを受けて米国株高とともに米債利回りが上昇する中、一時110.18円前後まで強含んだ。なお、米12月小売売上高(除自動車)は前月比+0.7%と予想以上の高い伸びを示した。また、米国株は主要3指数が揃って史上最高値を更新した。

本日は、中国で10-12月期国内総生産(GDP)や12月鉱工業生産、12月小売売上高などの経済指標が発表される。これらが堅調な結果となればアジア株の上昇に弾みがつき、ドル/円は110円台後半への続伸も見込めそうだ。ただ、米国が3連休前(20日はキング牧師誕生記念日の祝日)となるため、110円台前半で伸び悩むようならNY市場は調整主体の動きとなる可能性もある。米12月鉱工業生産や米1月ミシガン大消費者信頼感指数・速報値などの米経済指標も注目されよう。

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