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ドル・円は伸び悩みか、ドル買い継続もクリスマス休暇入りで上昇限定的

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欧米市場オープニングコメント

「ドル・円は伸び悩みか、ドル買い継続もクリスマス休暇入りで上昇限定的」

23日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想したい。前週末の底堅い米国内総生産(GDP)確定値を受け、株高・ドル高の基調は継続しよう。ただ、明日からのクリスマス休暇入りでドルの新たな買いは入りづらく、上昇は限定的となりそうだ。

20日に発表された米7-9月期GDP確定値は前期比年率+2.1%となり、速報値、改定値と一致した。小売売上高の鈍化などで下方修正の見方もあったが、底堅い内容を受け米国経済の拡大維持が好感された。それを受けNYダウなど株価は過去最高値更新が続き、ドルはユーロやポンドなど主要通貨に対して買いが強まった。週明けのアジア市場で国内勢のドル売りが上回ったことでドル・円は109円30銭台に弱含んだが、押し目買いで下値の堅さも意識された。また、NYダウ先物の堅調地合いを受け、今晩の株高継続を期待した買いが観測された。

年内の重要イベントは無難に通過し、この後の海外市場でもリスク回避的な円買いはさらに後退しよう。米中貿易協議に関してはトランプ米大統領が20日、中国の習近平国家主席と電話会談したことをツイッターで明らかにし、交渉の進展をアピール。目先の両国首脳による署名に向け、安全通貨のドルや円の売りを誘発する可能性はある。ただ、第1段階の合意で米中協議に対する反応は薄く、ドル売りは想定しにくい。今晩の米耐久財受注を好感したドル買いが見込まれるが、明日からのクリスマス休暇を控え調整売り主体とみられ、ドルの上昇は抑制されよう。

通貨別分析

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