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12月4日（水）カナダ/円
基調
方向感模索
目先の注目材料
・12/4 カナダ中銀政策金利
・主要国株価、国際資源価格
「予防的な利下げ」への本気度が問われる
本日はカナダ中銀（BOC）が政策金利を発表する。
市場予想は据え置き（1.75％）でほぼ一致しており、焦点は声明の内容となる公算が大きい。
前回10月の会合では、「予防的な利下げ」を検討したものの現時点では不要と判断した事がポロズ総裁の会見で明らかになった。
今回は総裁会見の予定がないため、声明に「予防的な利下げ」に関する文言が入るか否かが注目される。
なお、「予防的な利下げ」については、11月の講演でウィルキンスBOC上級副総裁も言及していた。
ただ、前回の声明にはなかった「予防的な利下げ」に関する文言を盛り込めば、市場が来年1月の利下げを織り込みに動く可能性もあるため、BOCとしては慎重な判断を迫られよう。
その結果、仮に「予防的な利下げ」への言及を見送れば、BOCのハト派姿勢が弱まったとの見方から一時的にせよカナダドル高に振れる公算が大きい。
いずれにせよ、今回の会合では「予防的な利下げ」に対するBOCの本気度が問われる事になるだろう。
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