トルコ中銀は19日、トルコ国内の民間金融機関が中銀に預け入れる支払準備金について、一定の基準を満たした場合は、法定準備比率を引き下げるという発表を行った。
市中への貸し出しの伸び率が前年比10%以上である事が引き下げの条件とされたため 、トルコ国内への貸し出しを促進する「金融緩和」が目的と見られている。
この発表はインフレ高を招きかねない内容で、トルコリラ/円相場はリラ安・円高で反応した。トルコ中銀の発表後に19円から約20銭下落し、その後は上値が重い状態になっている。
7月の利下げに続くかたちでの「金融緩和」となり、9月12日に予定されているトルコ中銀の金融政策決定会合で、更なる利下げも想定されることになった。
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