英国の次期首相を決める保守党党首選の結果は、本日の日本時間20時ごろに発表される予定だ。
英国の欧州連合(EU)離脱=Brexitについて「合意なき離脱」も辞さない構えのジョンソン前外相の勝利が濃厚だが、市場はすでに「ジョンソン次期首相」を織り込み済みだろう。
本日の投票結果発表と、明日の首相への任命を終えれば、英議会が夏季休会に入る事もあって当面は新規材料が出にくくなる。
投機筋のポンド売りポジションが大きく膨らんでいると推測される(CMEのデータより)だけに、材料出尽くしのポンド買い戻しを警戒しておく必要もありそうだ。
メイ英首相の辞任による「ジョンソン次期首相」を睨んだ5月以降のポンド安でポンド/円は13円近く下落しており、いざ買い戻しが強まれば38.2%戻しにあたる138円台まで反発してもおかしくない。
ただ、ハモンド英財務相が「ジョンソン首相」が誕生なら辞任すると表明するなど、選挙結果を待たずに与党内の亀裂が表面化し始めている。 また、野党側は労働党を中心に「ジョンソン内閣」に対する不信任案の提出に動く可能性があると見られている。
こうした点を踏まえると、仮にポンドが材料出尽くしで買い戻されたとしても、上昇の持続性は強くなさそうだ。
ポンド/円相場については、下値を売り込むのは避けたいところで、戻り売りのスタンスで臨むべきだろう。
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