豪ドル円
24日のドル/円は終値ベースで約0.2%上昇。一時134.35円前後へと弱含んだが、欧米株高でリスク回避ムードが後退する中、135.40円前後まで反発した。前日23日に続き134円台前半で下げ渋る動きを確認。134.10円付近を通る日足一目均衡表が下値支持として機能し…
6月24日(金)に発表された米6月ミシガン大消費者態度指数(確報値)は下方修正され過去最低を記録。米国の経済後退を印象付ける結果となった。一方で、同時に発表された、同指数の期待インフレ率が速報値よりも下方修正されていた。これは、「米国のインフ…
執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉Twitter:@gaitamesk_naka日々、為替情報発信中! 目次 ▼今週の振り返り ▼根底の円安基調は変わらない…? ▼市場の注目は世界の景気減速懸念に ▼テクニカル的には… ▼6/27 週のイベント ▼一言コメント 豪ドル/円は金利差…
昨日のドル/円は終値ベースで約0.9%下落。一時は約1.4%安の134.27円前後まで下値を拡大する場面もあった。ユーロ圏と米国の6月購買担当者景気指数(PMI)が悪化したことで世界的なリセッション(景気後退)への懸念が広がり円が全面的に上昇。ドルも多くの…
世界経済の減速、後退懸念が資源国通貨である豪ドルの上値を抑える状況が続いている。豪州国内の景気がいくら堅調な回復を見せていても、世界経済の減速によって資源需要が減退。ゆくゆくは豪州の輸出減に繋がり、豪経済に悪影響を与えるとの考え方からだ。 …
昨日のドル/円は、24年ぶり高値更新後に反落。早朝に136.71円前後まで上昇して1998年10月以来の高値を付けたが、その後は利益確定売りに押されて失速した。NY市場序盤には米長期金利の低下につれて135.68円前後まで下落する場面もあった。なお、パウエル米連…
昨日は、米国の債券利回りが大幅に下落したことで米ドル/円が下落。さらに、米政権によるガソリン免税の可能性が意識され、原油価格が大幅に下落したことで資源国通貨である豪ドルは主要通貨の中では弱い部類に入り、豪ドル/円は一時93円台まで下げ幅を広げ…
昨日はロウRBA総裁の発言や6月7日開催のRBA理事会議事要旨が公開された。「市場の行き過ぎた利上げ幅拡大期待を冷ましたい」そんな印象を受ける内容となった。確かに、常時であれば主要国が毎会合0.5%ずつ利上げするのは考えにくい。ただ、欧米で大幅利上げ…
昨日のドル/円は、円全面安の流れに乗って1998年10月以来の136円台へと上伸。引き締め志向を強める海外主要中銀と、大規模緩和を維持する日銀の政策スタンスの違いが改めて意識された。岸田首相が、円安を是正するために金融政策を変更する必要はないとの見…
昨日のドル/円は方向感が定まらなかった。東京市場で135.44円前後まで上昇したが、欧州市場では序盤に134.53円前後まで下落。その後は135円台へと緩やかに持ち直したが、米国が休日のためやや動意を欠いた。本日は、休場明けの米債市場の動向に注目。15日に…
本日は6月7日に開催されたRBA理事会の議事要旨が公表される。市場予想(0.25%)を上回る0.50%利上げをした背景、そして政策金利の先行き見通しについて注目したい。市場は既に7月5日の理事会で0.50%利上げを織り込んでいる。0.50%か、それ以上の大幅利上げを…
17日のドル/円は終値ベースで約2.1%の大幅高。日銀が大規模金融緩和の維持を決定したことで、引き締め姿勢を強める米連邦準備制度理事会(FRB)との政策の違いが鮮明となり、135.42円前後までドル高・円安が進んだ。日銀は長期金利の誘導目標を引き上げるな…
17日(金)の日銀金融政策決定会合では政策金利は据え置き。前日にスイス中銀が利上げを実施した。これまで、日銀同様にマイナス金利政策を採っていただけにサプライズだった。これにより、「主要国では日銀だけが頑なに金融緩和を維持」ということが明確と…
執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉Twitter:@gaitamesk_naka日々、為替情報発信中! 目次 ▼今週の振り返り ▼注目の経済指標は?NZの貿易収支には季節性が出る ▼豪労働市場は素晴らしい伸び ▼金利と米経済、メインドライバーを見極める ▼テクニカル的に…
昨日のドル/円は軟調な展開。米連邦公開市場委員会(FOMC)後にドルが売られた反動で134.60円台まで強含む場面もあったが、スイス中銀が予想外の利上げを決めると日銀も緩和修正に動くとの連想が広がり131.50円前後まで円買い・ドル売りが強まった。その後や…
昨日の豪雇用統計の力強い結果はRBAの利上げ幅拡大観測を強めるには十分すぎるものとなった。雇用者数の大幅増加はもちろん好材料だ。さらに雇用の『質』を見ると正規雇用者数の大幅増加は、RBAの重視する「賃金の伸び」に対してポジティブに作用することと…
昨日のドル/円は米連邦公開市場委員会(FOMC)後に急落。FOMCは通例の3倍にあたる75bp(0.75%)の利上げを発表したが、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が「この幅での利上げが普通になるとは想定していない」と述べたことで米長期金利が急低下する…
昨日、豪公正労働委員会は「最低賃金を5.2%引き上げる」ことを発表。同委員会によると200万人強の労働者が対象となる。インフレが加速する中で、賃金上昇率が期待していたほど加速していなかった豪にとっては朗報だ。賃金上昇率が当初の予想よりも加速する見…
昨日のドル/円は24年ぶりの高値を更新して135.46円前後まで上値を伸ばした。この日から始まった米連邦公開市場委員会(FOMC)で、50bp(0.50%ポイント)ではなく75bp(0.75%ポイント)の利上げを決めるとの観測を背景にドル買い・円売りが活発化。今朝方に…
本日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて、市場では米連邦準備制度理事会(FRB)による大幅利上げを急速に織り込む動きとなった。これにより米長期金利が上昇し、米ドルはほぼすべての主要通貨に対して全面高となった。 一方、豪州ではRBAのロウ総裁がイ…
昨日のドル/円は24年ぶり高値更新後に反落したものの持ち直して取引を終えた。米国の利上げ加速観測を背景にドル買いが先行すると135.17円前後まで上伸して1998年10月以来の高値を付けたが、買い一巡後は世界的な株安を受けて円買いに傾き133.59円前後まで反…
米国では5月米CPIが40年振りの高水準を記録したことで米国の景気減速懸念が高まっている。①景気減速懸念による米株価の下落、リスクオフの米ドル買いになったこと ②FRB(米連邦準備制度理事会)が0.75%という大幅な利上げを行う可能性が高まり、それを市場が…
10日のドル/円はほぼ横ばい。日本政府・日銀が急速な円安の進行を「憂慮」しているなどとして牽制トーンを強めたことから133.35円前後まで下落したが、米5月消費者物価指数(CPI)が約40年ぶりの高い伸びとなった事を受けて米長期金利が上昇すると134.48円前…
中国・上海や北京で再び新型コロナの新規感染者数が増えつつある。ゼロコロナ政策を採る中国なので、再びロックダウンが導入される可能性もある。 一方で、米国では6月10日(金)に発表された5月米CPIが40年振りの高水準を記録したことで米国の景気減速懸念…
執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉Twitter:@gaitamesk_naka日々、為替情報発信中! 目次 ▼今週の振り返り ▼予想以上の利上げ幅、来週の注目は豪雇用統計! ▼オーストラリア新政権が賃上げ要求! ▼中国の回復に疑問符? ▼今週・来週は中銀ウィーク ▼テ…
昨日のドル/円は終値ベースで約0.1%上昇。朝方に134.55円前後まで上昇して2002年2月以来の高値を付けた反動から133円台前半へと失速する場面もあったが、欧州中銀(ECB)理事会後にユーロ安・ドル高に振れた影響もあって134円台を回復して取引を終えた。日…
中国・上海の一部地域にて再びロックダウンが導入された。今回は「予防的措置」として2日間限定のロックダウンとなる。しかし、この再ロックダウンは、新規感染者が出ればすぐにロックダウンとなることを市場に意識付けるには十分な材料だ。上海のロックダウ…
昨日のドル/円は2002年2月以来の134円台へ大幅に続伸した。日米の金融政策の方向性の違いが強く意識される中、一時134.47円前後までドル高・円安が進行。日銀の黒田総裁が「日銀は緩和政策を継続することで経済支えるべき」「為替レートは日銀の政策目標では…
円安の勢いが止まらない。日本以外の主要国中銀では金融政策を引き締めに転換しつつある中で、日銀だけは依然として金融緩和を継続することを公言していることが材料視されているからだ。 本日は、中国の5月貿易収支(前年比)が発表される。中国国内のいた…
昨日のドル/円は20年ぶり高値を更新。黒田日銀総裁が「強力な金融緩和を粘り強く続ける」と述べたことで積極的な引き締めを続ける米連邦準備制度理事会(FRB)との政策の違いが意識され、2002年4月以来の高値となる133.00円付近までドル高・円安が進んだ。海…
昨日のRBA理事会では、市場予想の0.25%~0.40%を上回る0.50%の利上げが決定された。声明で、RBAがインフレのさらなる加速や高止まりを警戒していることが伝わり、今後もRBAが大幅利上げを続ける可能性も出てきた。RBAによる大幅な金融引き締めへの警戒感から…
昨日のドル/円は一時132円台に上昇した。米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げがハイペースで進むとの観測から米長期金利が上昇する中でドルが買われた一方、日銀は金融緩和を続けるとの見方から円が売られた。改めて日米金融政策の方向性の違いに焦点が当た…
本日はRBAの政策金利発表が予定されている。オーストラリアのインフレ率が急上昇したことから、RBAは5月の理事会では市場予想を上回る0.25%の利上げが実施。「今後もさらに利上げが必要だろう」と利上げ継続姿勢を示した。その後発表された、豪4月雇用統計、…
3日のドル/円は131円目前まで上昇。米5月雇用統計の堅調な結果を受けて米連邦準備制度理事会(FRB)が積極的な引き締めスタンスを維持するとの見方が強まると、米長期金利の上昇とともに130.98円前後まで上値を伸ばした。 131.00円付近には戻り売りオーダー…
金曜日に発表された、米5月雇用統計は非農業部門雇用者数が予想を大きく上回るなど良好な結果となった。これにより米国の経済減速懸念は弱まり、「米国は9月も利上げサイクル継続(利上げ幅は今後の指標の内容次第)」との見方が大勢となっている。他方で、…
執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉Twitter:@gaitamesk_naka日々、為替情報発信中! 目次 ▼今週の振り返り ▼RBA理事会では利上げ幅拡大予想も ▼中国の回復が豪ドルを支える ▼市場の注目は再び金融政策へ ▼テクニカル的には… ▼6/6 週のイベント ▼一言コ…
昨日のドル/円は前日比約0.2%の小幅安だった。ユーロや豪ドルなどの上昇でドルが弱含んだ流れが波及。130円台では利益確定と見られる売りも出た。もっとも、欧米株高・原油高のリスクオン地合いの中、円買いは限定的で下値は129.51円前後どまりだった。本日…
昨日のOPECプラス閣僚級会合では日量64.8万バレルの増産が決定された。ただロシア産原油の禁輸を決めた西側諸国は、この増産量では逼迫懸念が解消されない。また、OPECプラスの加盟国には施設の老朽化などの理由から、現時点でも目標産油量を達成できていな…
昨日のドル/円は130円台を回復して続伸。東京市場で129円台に乗せると欧州市場では129円台後半へと強含んだ。NY市場では米5月ISM製造業景況指数が予想外の好結果となった事で、米長期金利の上昇とともにドル買いが活発化。一気に130.19円前後まで上伸して5月…
昨日発表された豪1-3月期国内総生産(GDP)は予想(前期比+0.7%)を上回る+0.8%となった。これにより、来週のRBA理事会(6月7日)での利上げ幅が0.40%に拡大される可能性が小さいながら出てきた。中国・上海の外出制限が解除されたことで、中国経済の回復へ…
昨日のドル/円は128円台後半へと続伸。米長期金利の大幅上昇を背景にドル買いが強まるとNY市場で128.89円前後まで上値を伸ばした。ドイツの5月インフレ率が過去最高を更新したのをきっかけに、米国のインフレピークアウト観測が後退している模様だ。そうした…
昨日は、中国国家統計局の発表する製造業/非製造業PMIがともに予想を上回る結果となったこと、「EU諸国のロシア産原油輸入の制限合意」の影響による原油高になったことが豪ドル/円を支える要因となった。 本日はオーストラリアの1-3月期国内総生産(GDP)が…
昨日のドル/円は円売り主導で127円台後半へと上昇した。一時127円台を割り込む場面もあったが、中国・上海のロックダウン(都市封鎖)緩和を受けてアジア株や欧州株が買われる中、クロス円の上昇につれて127.82円前後まで上伸した。米国祝日のためNYタイムは…
昨日の豪ドル/円は米国勢が祝日休場だったものの、堅調に推移したアジア株や欧州株を支えに堅調に推移。5月12日以降上値を抑えていた91円台前半の壁を上抜けに成功し91.85円まで上値を伸ばしました。 本日はオーストラリアの4月住宅建設許可件数や中国の5月…
27日のドル/円は127.00円を挟んで方向感なく推移。米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げペースが鈍化するとの見方からドルは上値が重かった反面、米国株の上昇で円の上値も限られた。取引レンジは126.68~127.25円前後だった。 本日は米国がメモリアルデーの…
堅調に推移する欧米株価が豪ドルの支えとなり、5月27日(金曜日)の豪ドル/円は91.005円とほぼ高値引け(高値:91.020円)。原油の需給の逼迫懸念が根強いことも豪ドルを支える一因となっている。 本日はオーストラリアや中国の主要な経済指標の発表はないこ…
執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉Twitter:@gaitamesk_naka日々、為替情報発信中! 目次 ▼今週の振り返り ▼豪経済指標で足元を固めたい ▼中国製造業の回復度合いは? ▼米経済指標次第では調整相場も終わり? ▼テクニカル的には… ▼5/30 週のイベント ▼…
昨日のドル/円は126.55~127.57円前後のレンジで推移した。黒田日銀総裁が、米国の利上げによって「どんどん円安になるということではない」などと発言した事で円買いが強まる場面もあったが、欧米株の上昇を受けて円売りに傾くと127円台を回復した。ドル/円…
堅調に推移する欧米株価が豪ドルを支える一方で、欧米経済の減速懸念が根強いことで大きくリスクオンに傾けない。市場全体に方向感が見出しにくい状況が続いている。 本日は豪4月小売売上高の発表が予定されている。市場予想の+1.0%(前月比)や3月の1.6%を…
昨日のドル/円は127円台を回復。海外株式市場の反発や米長期金利の低下一服を背景に127.50円付近まで強含んだ。米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録は、6月と7月の50bp利上げの方針を再確認する内容だったが、新味に乏しくドル/円相場への影響は限定的だった…