豪ドル円
昨日のドル/円は終値ベースで約1.8%の大幅下落。東京市場で136円台を割り込むと、NY市場では心理的節目の135.00円も下抜けた。米4-6月期国内総生産(GDP)が予想外のマイナスとなったことで景気後退(リセッション)への懸念が増大。米債利回りの大幅低下と…
昨日発表された豪6月小売売上高は前月比+0.2%となり、4月、5月(ともに前月比+0.9%)と比べると、消費意欲が弱まった印象だ。5月にRBAが利上げを開始した影響により、「これまで堅調だった豪経済が減速し始めたのではないか?」と、市場は警戒感を強めている…
米連邦公開市場委員会(FOMC)は昨日、大方の予想通りに75bp(0.75%ポイント)の追加利上げを決定。この時点では市場の反応は比較的小さかったが、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の会見では米債利回りが低下するとともにドル売りが強まった。議長…
昨日発表された豪4-6月期CPIは前期比で+1.8%インフレが加速していることが分かった。本日は豪6月小売売上高が発表される。4、5月とそれぞれ前月比で0.9%ずつ上昇しているため、計算上はインフレの上昇率よりも消費が若干上回っている。6月の小売売上高(予想…
昨日のドル/円は136円台で強含みの展開。米長期金利の低下を受けて136.20円台へ下落する場面もあったが、NY市場終盤には136.96円前後まで反発した。対ユーロを中心にドル買いが強まったほか、米連邦公開市場委員会(FOMC)の政策発表を前にドル売り・円買い…
本日は豪4-6月期四半期CPIの発表が予定されている。名目CPIについて、市場では前年比+6.3%(前回+5.1%)とインフレ率が大幅に上昇する予想となっている。RBAが利上げを開始したのが5月のため、利上げによるインフレ抑制効果は薄そうだ。 RBAは金融政策を決定…
昨日のドル/円は136円台後半へと反発。前週末に一時135円台へ下落した反動から買いが先行すると、NY市場では前日比0.5%高の136.79円前後まで強含んだ。75bp(0.75%)の追加利上げが見込まれる米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に米長期金利が上昇したこと…
本日の東京時間には豪ドル相場に影響を与えそうな経済指標等の発表は予定されていない。東京時間の豪ドル/円は株価や資源価格を睨みながらの動きとなりそうだ。明日に注目の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えていることもあり、小動きになることが予想され…
22日のドル/円は、米景気後退を巡る懸念が広がる中、終値ベースで約0.9%下落。米7月総合PMI(購買担当者景気指数)が好不況の分岐点を示す50.0を割り込んだことで1.3%安の135.57円前後まで下値を拡大する場面もあった。ユーロ圏7月PMIも50.0割れへと低下し…
金曜日(7月22日)に発表された欧米の景況感指数の結果を受けて、欧米を中心とした景気減速懸念が強まり、リスクオフの円買いが強まった。また同日に発表された豪7月製造業/サービス業購買担当者景気指数(PMI)はともに好不況の境目と言われる50.0を上回っ…
7月27日には豪第2四半期CPIの発表が予定されています。NZ同様に豪のCPIは四半期毎の発表となります。豪州では翌週の8月2日にRBA理事会が予定されていますので、利上げ幅を見極めるためにも今回のCPIへの注目度は高くなっています。基調インフレ率の市場予想…
昨日のドル/円は137円台前半へと反落。日銀が大規模金融緩和の継続を決めたことで138.88円前後まで上昇したものの、海外市場で米長期金利が急低下すると137.32円前後まで下落した。米長期金利は、欧州中銀(ECB)の11年ぶりの利上げを受けてユーロ圏景気が落…
本日は豪ドル相場に影響を与えそうな豪経済指標の発表は予定されていない。 欧米では7月製造業/サービス業購買担当者景気指数(PMI)の発表が予定されている。 昨日、欧州中央銀行(ECB)が11年振りの利上げを実施したことにより、欧州では早くも景気減速へ…
昨日のドル/円は137.89円~138.37円前後のレンジで推移。前日終値(138.18円前後)を挟んで方向感なくもみ合った。値幅が50銭に満たなかったのは3月21日以来で4カ月ぶり。本日の日銀と欧州中銀(ECB)および来週の米連邦準備制度理事会(FRB)による金融政策…
本日は豪ドル相場に影響を与えそうな豪経済指標の発表は予定されていない。そのため、他通貨の動きが豪ドルの動意となりそうだ。 本日は、 ①日銀金融政策決定会合 ②欧州中央銀行(ECB)理事会、政策金利発表 が予定される。 日銀の金融緩和は維持される見通…
昨日のドル/円は下値が堅かった。対ユーロでのドル安が波及する形で137.38円前後まで弱含む場面もあったが、日足一目均衡表の転換線(137.36円前後)を下値支持に反発。欧米株の上昇を受けてリスクオンの円売りが強まると138円台を回復した。終値で前日比プ…
昨日は、①明日、欧州中央銀行(ECB)が0.50%の利上げを実施する可能性が浮上、②これまで0.25%利上げを続けてきたイングランド銀行(BOE)が8月4日の会合で0.50%利上げを実施する可能性が浮上、といったことから、英欧通貨を中心に対米ドルの買いが強まった。…
昨日のドル/円は終値ベースで約0.3%下落。米連邦準備制度理事会(FRB)による急激な引き締めに対する過度な懸念が和らぐ中で一時138円台を割り込むなど、持ち高調整と見られるドル売りが入った。15日に発表された米消費者の期待インフレ率が低下したことか…
先週末と昨日に発表された米経済指標の結果を受けて、加熱しすぎた米連邦準備制度理事会(FRB)による1%利上げ期待が冷まされている。これによって大きく買われていた米ドルの調整売りが持ち込まれ、豪ドルは対米ドルで大きく反発。豪ドル/円は底堅い動きと…
豪ドル/円相場に対する基本的な考えは、「欧州の経済減速懸念や中国・上海のロックダウン懸念など、資源国通貨の豪ドルにとっては上値を抑える材料があることから豪ドル/円は上値を伸ばしにくい」です。ただ、①13日の強い米CPIの結果を受けて米国では利上げ…
昨日のドル/円は約24年ぶりに139円台へと続伸した。米連邦準備制度理事会(FRB)が26-27日の会合で100bp(1.00%ポイント)の大幅利上げに動くとの観測が広がる中、139.39円前後まで上伸。NY市場では、ウォラーFRB理事が100bp利上げに否定的な見解を示したこ…
豪6月雇用統計は予想を大幅に上回る結果。筆者の事前予想は大外れとなった。この豪雇用統計の結果を受けて、RBAが8月の理事会で利上げ幅を拡大するとの思惑が強まっている。アメリカでは今月1%の利上げを実施する可能性が浮上(昨日よりは市場の折り込み度…
昨日のドル/円は米消費者物価指数(CPI)の上ブレを受けて約24年ぶりに137.86円前後まで上昇。米国の6月CPIが前年比+9.1%と約41年ぶりの高い伸びとなったことで米連邦公開市場委員会(FOMC)が26-27日の会合で100bp(1.00%ポイント)の利上げに動くとの観…
本日は豪6月雇用統計の発表が予定されている。前月の豪雇用統計は質・量ともに良い結果となり、豪州の国内経済が堅調に成長していることを印象付けた。既に労働参加率と失業率は観測史上一番良い状態(高い労働参加率と低い失業率)であることから、今回は量…
昨日のドル/円は、世界的な景気後退への懸念を背景に米長期金利が低下する中、終値ベースで約0.4%下落。137.52円前後まで強含む場面もあったが、24年ぶりの137円台では戻り売りが強く、一時136.46円前後まで反落した。もっとも、その後はNYクローズにかけて…
欧州をはじめとした世界経済の減速懸念、上海で新型コロナ対策の大規模な制限再導入による経済混乱への懸念など、懸念だらけでリスクオンになれない。 本日は欧米の注目経済指標が多数予定されている。 特に米国の6月CPIは昨日「偽のリーク情報」がオンライ…
①欧州では天然ガスをはじめとしたエネルギーの供給ひっ迫への懸念 ②中国での新型コロナの感染再拡大による制限再導入への懸念 これらの懸念により市場はリスクオフの姿勢を強めている。豪ドルは主要通貨の中では売られやすい状況となっている。市場がリスク…
主要通貨の日々の推移をわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。
8日のドル/円は終値ベースで0.1%弱の小幅高。安倍元首相の銃撃事件を受けてリスク回避の円買いが強まると135.33円前後まで下落したが、米6月雇用統計が堅調な結果となったことでドル買いに傾くと136.57円前後まで反発した。ただ、一時約20年ぶり安値へと下…
金曜日(7月8日)に発表された、米6月雇用統計が予想を上回る強い結果となり、米国の経済後退懸念が和らいでいる。一方で、欧州では天然ガスをはじめとしたエネルギー逼迫懸念が根強く、ユーロは対米ドルで売られやすい。ユーロ/米ドルは世界一取引高のある…
現在の市場のメイントピックは欧米経済の減速(リセッション)への警戒感の増減となっています。来週は特に米国で米6月消費者物価指数(CPI)、7月ミシガン大学消費者態度指数など、注目経済指標が多数発表されます。これらの結果を受けて米国経済がリセッシ…
昨日のドル/円は135円台半ばから136円台前半にかけて一進一退の展開。前日比ほぼ横ばいの135.90円台で取引を終えた。本日発表される米6月雇用統計を前に積極的な取引は手控えられたため方向感が出にくかった。市場予想によれば、米6月雇用統計は非農業部門雇…
本日は米6月雇用統計が発表されることから、それまでは様子見ムードが強く方向感が出にくいことが予想される。米国の経済指標だが、「弱い」と受け止められれば、米経済減速(リセッション)懸念が強まる。その場合、資源需要の減退が連想されることから、豪…
昨日のドル/円は、ユーロやポンドなどの欧州通貨に対してドルと円が上昇する流れが続いたため方向感が出にくかった。世界的なリセッション(景気後退)への懸念が強まる中、134.95円前後まで円が買われる場面もあったが、米6月ISM非製造業景況指数が予想を上…
欧州が年内にリセッション入りするとの懸念が強く、リスク回避の米ドル、日本円買いとなっている。本日は豪5月貿易収支が発表される。前月よりも、貿易黒字が増加する予想となっている。欧州をはじめとした世界経済減速への警戒感が高まっているため、資源国…
昨日のドル/円は一進一退の展開。東京市場では136.36円前後まで買いが先行したものの、欧州市場に入ると135円台半ばへと失速した。NY市場では136円台を回復する場面もあったが、その後再び135円台半ばまで反落するなど、最後まで方向感が定まらなかった。天…
昨日は欧州が年内にリセッション入りする可能性が高まったと、リスクオフの米ドル買い・日本円買いとなった。豪ドルはRBAが0.50%の利上げを実施し、次回会合(8月2日)も大幅利上げの可能性を残したが、材料出尽くしの豪ドル売り、と前述のリスクオフの動き…
昨日のドル/円は終値ベースで約0.3%上昇。持ち高調整と見られる売りが先行すると134.78円前後まで弱含んだが、欧州市場では135.78円前後まで反発した。米国が対中関税の引き下げを今週にも発表するとの一部報道で豪ドル/円などのクロス円が上昇した動きにつ…
昨日は「バイデン米大統領が今週中にも対中国関税の引き下げを発表する可能性」との一部報道が、中国と交易関係の強い豪ドル買い一因となった。 本日は注目のRBA政策金利が発表される。 第1の注目は政策金利の利上げの幅 ①他主要国を見るとインフレは収まっ…
1日のドル/円は終値ベースで約0.3%下落。世界的なリセッション(景気後退)への懸念を背景に0.7%安の134.74円前後まで下値を切り下げる場面もあった。その後、135円台を回復したが米6月ISM製造業景況指数の悪化などから米長期金利が大幅に低下する中で戻り…
米国の弱い経済指標の結果を受けて、米景気減速懸念が強まり、米国の大幅な利上げ観測が後退。米長期金利利回りが低下したことで米ドル/円が下落。これに世界的な景気減速懸念による資源需要減退予想も加わり、資源国通貨の豪ドルにとって厳しい状況となって…
来週も為替相場のメインドライバーは米国景気の先行きに対する思惑が大きく影響を与えることとなりそうです。ただ、筆者は遅かれ早かれ米経済は減速するものと考えています。来週は米国で6月の製造業・サービス業PMIやISM非製造業景況指数、雇用統計など、景…
昨日のドル/円は135円台へと反落。米国のリセッション(景気後退)への不安が広がり、米長期金利が低下する中、135.55円前後まで下落した。インフレが高止まりする中、米5月個人消費支出(PCE)の伸びが冴えなかったことが材料視された。なお、PCEは前月比+0…
米国のインフレがピークアウトしたとの観測と米経済の減速懸念により、米国の大幅な利上げ観測が後退。月末のリバランスで米ドルが売り戻されたことも、米ドル/円が下落した一因だろう。米ドル/円の下落の影響から豪ドル/円も93円台半ば~後半で上値の重い動…
昨日のドル/円は24年ぶり高値を更新。22日に付けた直近高値(136.71円前後)を超えて1998年9月以来の137.00円付近までドル高・円安が進んだ。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長のタカ派発言で、FRBと日銀の政策スタンスの違いが改めて意識された。一…
「米国の金融引き締めは加速」といった思惑が強まり、米国経済の減速懸念が強まっている。それにより、資源国通貨である豪ドルは上値が重い状況だ。一方、中国では習近平・中国国家主席がゼロコロナ政策の堅持を表明した。これにより「中国は今後もロックダ…
昨日のドル/円は終値ベースで約0.5%上昇した。中国が入国者に対する隔離期間の短縮を発表したことを好感して欧州株が上昇すると3日ぶりに136円台を回復。NY市場では株価が下落したにもかかわらず、22日に付けた24年ぶり高値の136.71円前後に迫る136.38円前…
本日は豪5月小売売上高が発表される。このところの豪ドル相場を主導していたのは、米国や世界経済の見通に対するリスクマインドの増減だった。この状況は変わらないことから、豪小売売上高の結果に対する反応は一時的なものとなりそうだ。 昨日の米国時間は…
本日も豪州や中国の経済指標の発表は予定されておらず、欧州や米国の景気への期待の増減が豪ドル相場に大きく影響を与えることとなりそう。そのため東京時間は材料待ちとなり、豪ドル/円は方向感を見出しにくくなりそうだ。本日の注目材料は2つ。米6月消費者…
昨日のドル/円は終値ベースで約0.2%上昇。取引レンジは134.52~135.55円前後だった。米長期金利の上昇につれて底堅く推移したが、目新しい材料がない中で上値試しの機運は高まらなかった。本日も、四半期末・半期末が重なる6月末の接近で動意は限られそうだ…