マット今井のトレードアイデア

ドル円更に続伸か!?緩やかに円安が進行、焦点は米雇用統計と為替介入の有無 2024年7月1日

「気が付くと円安」という相場が続いています。一気に円安が進むというよりは、動きがゆっくりの中、そろりそろりと円安が進行してきています。ドル円も160円が当たり前のように上に抜けてきています。 こうした過熱感のない相場はなかなか反転することがあ…

ドル円160円目前!緩やかな円安進行 - 金利差と介入リスクを分析 2024年6月24日

材料のない中、またジリジリと円安になってきています。材料がなくなると金利差が効いてくるといういつもの法則です。ドル円が160円に近づいてきていますので、一応介入が気になるところですが、動きがゆっくりなので、財務省もなかなか介入がしづらいのでは…

ドル円は156-158円台、メキシコペソ円は8.5円が中心に - FRB利下げなし、日銀は慎重な国債買い入れ減額へ 2024年6月17日

先週、米CPI、FOMC、日銀会合をこなして、今週は大きなイベントがない1週間になります。そのため、動きは緩やかになると予想しています。 先週、はっきりしたことは、FRBは当面利下げをする気がないということと、日銀は国債の買い入れを減額していくのです…

ドル円は155-158円のレンジ、FOMCと日銀会合に注目 - メキシコペソ円は更なる下落に要警戒 2024年6月10日

週末の雇用統計は、予想よりいい結果となり、長期金利が上昇し、ドル高になりました。しかし、この流れは続かないと思います。再び相場はレンジに入る可能性が高いとみています。 今週は、12日にFOMC、14日に日銀の政策会合があります。FOMCでは政策金利据え…

ドル円は再び下げる可能性も!?今週はFRBの金融政策を左右する米雇用統計 2024年6月3日

日本の長期金利が急上昇して、10年物国債利回りは1.1%まで達しました。これを受けて、一時円買いが活発化しましたが、その後は長期金利の上昇が一服したために、落ち着いた動きになっています。もし、また日本の長期金利が上昇を始めると再び円高になる可能…

ドル円・メキシコペソ円の下値は堅調!スワップ収入を狙うロングポジション戦略 2024年5月27日

ここにきて、相場が膠着状態に入ってきました。原因は材料難。各国の金融政策も短期的には主だった変化は起きそうもないですし、それ以外に注目すべきイベント等も見当たりません。次の新しい材料が出てくるまで、相場はあまり動かない可能性がより高くなっ…

【今週のドル円】円ジリ安の展開へ - メキシコペソ円・豪ドル円に買い期待 2024年5月20日

マーケットは徐々に正常に戻ってきています。今週は特に大きなイベントや重要な経済指標がない中、先週同様安定した動きを見せると思います。安定した市場では、金利差が効いてきます。今週も円ジリ安の展開となる可能性が高いとみています。ただし、スピー…

円安は続くがペースダウン?ドル円156円でレンジ入りへ - メキシコペソ円にチャンス到来か 2024年5月13日

先週1週間で、マーケットは正常化しました。今週からは、値動きは段々小さくなってくるのではないかと思います。アメリカの利下げも9月以降になる可能性が高くなり、オーストラリアに至っては利上げの可能性も浮上していて、全体的に金利差を背景とした円安…

日銀の大規模介入、2回で総額9~10兆円のドル売り!?ドル円は当面156円前後を目指す展開 2024年5月7日

FOMCが終了して、マーケットが一息ついた午後のNYで突然2回目のドル売り介入が行われました。正直どこまでやるかとびっくりしました。2回合計で9~10兆円程度のドル売り介入が行われた模様です。2022年の3回の介入の合計が9兆1000億円、そこから考えると、当…

介入実施も円安トレンドは変わらない!?ドル円154円~155円台が下値めど|今週にも再び介入あり得る 2024年4月30日

日本が休日の間にも関わらず、ついに財務省がドル売り円買い介入を実施した模様です。ドル円が一時160円にまで急騰し、この動きならアメリカも介入に対して理解を示したということではないかと思います。介入が実施されれば4~5円程度下落するとの見通しを示…

ドル円上昇で155円目前!円安進行時に注目すべき2つのポイントとは 2024年4月22日

先週末、イスラエルがイランに対して報復攻撃をしかけたことで、一時的にリスクオフの展開となり、株は急落、急激な円高が進行しました。しかし、その流れも一瞬で終わり、その後はあっという間に元の水準に戻ってきています。この一連の動きで、円売りの強…

為替介入あるとすれば週前半!?ドル円153円台乗せでドル売り・円買い介入の可能性高まる 2024年4月15日

先週発表されたアメリカの消費者物価指数(CPI)が予想を上回ったことで、長期金利が上昇し、ドルも急騰しました。ドル円も一気に153円台に乗っています。先物市場で6月の利下げを一時6割以上織り込んでいましたが、一気にはげ落ちました。そもそもマーケッ…

ドル円は150円台後半~151円後半のレンジで推移|メキシコペソ円の上昇止まらず 2024年4月8日

先週末アメリカの雇用統計が発表され、失業率、非農業就業者数の増加とも予想を上回ったのですが、マーケットの反応は鈍く、小動きになっています。もう少し強力な材料がないとこの展開は続いてしまいそうです。ドル円もいずれ152円を上に抜けると思いますが…

為替介入の準備が整う|基調は円安、ドル円は引き続き押し目買い 2024年4月1日

先週の水曜日、財務省、日銀、金融庁の緊急会合が開催され、最近の円安についての協議が行われました。これで、為替介入の準備が出来たということです。マーケットもそれを心配して、それ以降積極的な円売りが影を潜めてしまいました。だた、基調は円安方向…

ドル円は152円手前の攻防戦、150円台まで下がれば買いか 2024年3月25日

日銀の政策決定会合、FOMCの2大イベントを終えて、今週は谷間の1週間です。FOMCの後はドル売りに反応しましたが、これは明らかにマーケットが間違った反応をしてしまいました。そのため、すぐにドルは買い戻されました。FRBよりもECB、BOEの方が先に利下げを…

早くも円売りに安心感…日銀マイナス金利解除は織り込み済み 2024年3月18日

今週は中銀ウィークです。19日に日銀の金融政策会合、20日はFOMC、21日はBOEとSNBの会合があります。19日の日銀は、マイナス金利解除は確実、YCCも撤廃される可能性が高いと思っていますが、これはすでに既成事実化してマーケットは事前に織り込んでしまいま…

円高進行!日銀マイナス金利解除は3月濃厚、ドル円は146円が最初のサポートライン 2024年3月11日

先週、マーケットのムードが一変しました。一部メディアが「3月19日の日銀金融政策決定会合でマイナス金利解除する考えに傾いている委員が増えている」と報じたこともあり、いよいよマイナス金利解除という観測が広がっています。元々3月か4月に解除という予…

ドル円予想|日銀は3月・4月にマイナス金利解除の可能性も、円高に振れるのは一時的? 2024年3月4日

先週、高田日銀審議委員が、「物価見通し2%の目標の達成が見通せる状況になってきた」との発言をし、これで3月19日の政策決定会合でマイナス金利が解除されるのではとの見方が強まりました。この発言を受けて、一時ドル円も149円台前半までドル安・円高にな…

ドル円予想レンジは引き続き149.50円-151.50円|米利下げ先送りで更なるドル高には力不足 2024年2月26日

FX相場はもみ合いの段階に入っています。原因は、材料難。アメリカの利下げもかなり先になりそうなことがコンセンサスになってきていて、更なるドル高には力不足です。ユーロ圏、イギリス、オセアニアなども同様の状況です。日銀も4月頃にマイナス金利を解除…

ドル円予想レンジは149.50円-151.50円|主役は米長期金利、5月利下げの可能性も極めて低いか 2024年2月19日

今週も谷間の1週間ですが、やはり主役はアメリカの長期金利になりそうです。現在のCMEの先物市場を見ると、3月のFOMCの利下げ期待は約10%、5月のFOMCでは4割弱織り込んでいます。一時期より織り込み度は低くなりましたが、それでもまだ多少は織り込んでいま…

ドル円予想|米1月CPIに注目!予想以下ならドル下落、予想通りなら円じり安の展開 2024年2月13日

先週は、大きな材料がない中、金利差を背景とした円安がジリジリ進む展開となりました。今週の注目は何といっても、13日に発表されるアメリカの消費者物価指数です。市場予想は年率で2.9%のプラス、コアが3.7%のプラスです。予想通りなら、インフレが加速…

3月どころか5月の利下げさえ無いかも…衝撃の米雇用統計でドル円じり高、メキシコペソ円も上昇か 2024年2月5日

先週末の雇用統計は、或る意味衝撃的でした。失業率も3.7%と予想より改善、非農業部門就業者数も35.3万人のプラスと予想を上回り、更には平均時給が年率で4.5%の伸びという驚くような結果となっています。これで、3月のFOMCでの利下げはほぼなくなりました…

FOMC・米雇用統計で波乱あるか?ドル円は147~149円程度のレンジで一旦小動き|円相場はもみ合いに入った可能性大 2024年1月29日

先週行われた日銀の金融政策会合後の会見で、植田総裁は「安定的な2%のインフレ率達成の確度が高くなってきている」という認識を示し、早ければ3月から4月にかけてマイナス金利の解除の可能性が出てきました。これは頭に入れておく必要がありますが、足元で…

ドル円はいずれ151円へ向けて動く!?日銀会合後に再び円安加速の可能性 2024年1月22日

先週は、全体的に円安が進みました。背景は、日本の金融政策の変更はないだろうという見方が広がったことと、世界的に株高になっていることです。また、アメリカを始めとして諸外国の利下げがかなり遅くなるのではないかという観測が広がっていることも円安…