トレンド
執筆:外為どっとコム総合研究所 神田 卓也 トルコ南部で6日、マグニチュード7以上の強い地震が相次いで発生。トルコと隣国シリアの死者は合計で3700人を超えた。負傷者は1万6000人以上に上る模様(日本時間7日午前9時時点)。首都アンカラや最大都市イスタ…
執筆:外為どっとコム総合研究所 神田 卓也 トルコの野党陣営は30日、5月14日の大統領選・議会選に向けて「大統領権限の剥奪」を公約に掲げた。綱領には「強化された議会制度に移行する」「大統領令の発布権に引導を渡す」と明記。大統領の任期を7年に制限し…
執筆:外為どっとコム総合研究所 神田 卓也 トルコ大統領府が22日に発表したところによると、エルドアン大統領は大統領選と議会選を約1カ月前倒して5月14日に実施する考えを固めた模様だ。最低賃金の引上げや年金支給対象者の拡大などの影響から、与党連合の…
執筆:外為どっとコム総合研究所 神田 卓也 足元でトルコリラが軟調だ。対円では、ドル/円の下落もあって13日に1リラ=6.752円前後まで下値を切り下げて2021年12月以来の安値を付けた。対ドルでも13日に1ドル=18.8737リラ前後まで下落して過去最安値を更新…
執筆:外為どっとコム総合研究所 神田 卓也 トルコの大統領選・議会選が視野に入ってきた。エルドアン大統領は7日、「我々には5カ月ある。5カ月間、一気に突っ走る」と述べて、遅くとも6月に行われる選挙に向けて気勢を上げた。エルドアン大統領は、賃上げや…
執筆:外為どっとコム総合研究所 神田 卓也 トルコ中銀は22日、政策金利を9.00%に据え置くと発表した。予告通りに利下げサイクルの打ち止めを決定。声明では「金融の状況は引き続き供給・投資の拡大を支援しなければならない」としてインフレ率を大幅に下回…
執筆:外為どっとコム総合研究所 神田 卓也 トルコの刑事裁判所は先週14日、最大都市イスタンブールのイマモール市長に対し、選挙管理委員を侮辱した罪で禁錮2年7カ月半と政治活動を禁止する判決を言い渡した。イマモール氏は2019年の市長選挙がやり直しとな…
執筆:外為どっとコム総合研究所 神田 卓也 トルコのエルドアン大統領がウクライナ情勢を巡る外交を活発化させている。11日にはロシアのプーチン大統領と会談。11月に合意延長が決まった黒海経由でのウクライナ産穀物輸出について、対象を他の商品にも拡大す…
執筆:外為どっとコム総合研究所 神田 卓也 トルコ統計局が5日に発表した11月の消費者物価指数(CPI)は前年比+84.4%となり、10月の+85.5%からいくぶん伸びが鈍化した。市場予想は+84.8%だった。ただ、国民生活に不可欠な食料・非アルコール飲料は前年比…
執筆:外為どっとコム総合研究所 神田 卓也 トルコ政府は先週23日、13日にイスタンブールで起きた大規模な爆破事件への報復の一環として、トルコ軍が20日以降にシリア北部のクルド人勢力を標的として500カ所近くを攻撃したと明かした。クルド人組織は爆破事…
執筆:外為どっとコム総合研究所 神田 卓也 トルコ中銀の金融政策発表が24日に迫っている。市場では150bp(1.50%ポイント)の追加利下げが予想されており、政策金利はエルドアン大統領の要請に沿って9.00%に引き下げられると見られている。予想通りなら、…
先週のトルコリラ/円は10日、11日と週後半に続落。週明け14日には、7.440円前後まで下落して8月19日以来の安値を付ける場面もあった。ドル高修正の動きでドル/円が146円台から138円台へと反落した影響が大きかったようだ。10日の米10月消費者物価指数(CPI)…
執筆:外為どっとコム総合研究所 神田 卓也 国際通貨化基金(IMF)は4日、トルコに対し「中央銀行の独立性を強化するとともに、政策金利を早期に引き上げることを勧告する」と表明。「これらはインフレをより永続的に低減するのに役立つ上に、外貨準備高のバ…
執筆:外為どっとコム総合研究所 神田 卓也 トルコ中銀は先週27日、2022年末時点のインフレ率を65.2%とする予測を発表。エネルギーやその他輸入品のコスト上昇の影響で従来予測の60.4%から上方修正した。もっとも、トルコの9月のインフレ率は83.45%で、今…
執筆:外為どっとコム総合研究所 神田 卓也 トルコ中銀は20日、政策金利を12.00%から10.50%に引き下げた。利下げは3会合連続。声明では「次回会合で同様の措置を実施し、利下げサイクルを終了させることを検討した」ことを明らかにした。年内に政策金利を…
執筆:外為どっとコム総合研究所 神田 卓也 ロシアのプーチン大統領とトルコのエルドアン大統領は13日、訪問先のカザフスタンで会談した。プーチン氏は、黒海を通ってロシアとトルコを結ぶ「トルコ・ストリーム」を経由して欧州に天然ガスを運ぶことを提案。…
執筆:外為どっとコム総合研究所 神田 卓也 ロシア大統領報道官は10日、プーチン大統領が週内にトルコのエルドアン大統領と会談する可能性があり、トルコの仲介でウクライナを巡り西側諸国と協議を行う案が議題になると明らかにした。トルコは北大西洋条約機…
執筆:外為どっとコム総合研究所 神田 卓也 9月30日、英大手格付け会社S&Pはトルコのソブリン債格付けを「B+」から「B」に引き下げた。S&Pは、トルコが来年の総選挙や大統領選挙を控えて金融の安定より成長を優先していると指摘。「極めて緩和的な財政…
執筆:外為どっとコム総合研究所 神田 卓也 トルコリラは対ドルで史上最安値を更新中だ。27日には1ドル=18.47リラ前後までリラ安が進んだ。先週21日にトルコ中銀が予想外の利下げを決めたことでリラ安圧力が再燃。トルコ中銀のリラ買い介入観測などから下落…
執筆:外為どっとコム総合研究所 神田 卓也 トルコ中銀は22日に政策金利を発表する。市場では13.00%の据え置き予想が大勢だが、一部には12.50%あるいは12.00%への利下げを予想する向きもある。前回の8月会合では市場の据え置き予想に反して100bp(1.00%…
執筆:外為どっとコム総合研究所 神田 卓也 トルコリラ/円相場は9月に入り上昇基調となっている。7日には7月18日以来となる7.943円前後までリラ高・円安に振れる場面もあった。もっとも、これは円が下落したことによるところが大きい。7日に付けた約1カ月半…
執筆:外為どっとコム総合研究所 神田 卓也 5日に発表されたトルコ8月消費者物価指数(CPI)は前年比+80.21%と24年ぶりの高水準を記録したが、市場予想の+81.20%ほどには加速しなかった。前月比では+1.46%と年初来で最も低い伸びにとどまっており、市場で…
執筆:外為どっとコム総合研究所 神田 卓也 トルコリラ/円は29日に1リラ=7.642円前後まで上昇して約1カ月ぶりの高値を付けた。今月2日に付けた年初来安値の7.235円前後からは約5.6%上昇している。もっとも、これはドル/円が一時139.00円付近まで上昇したた…
執筆:外為どっとコム総合研究所 神田 卓也 トルコ中銀は先週18日、大方の予想に反して政策金利を14.00%から13.00%に引き下げた。利下げを決めた理由について、「世界的な経済成長に対する不確実性が高まり、地政学的なリスクが増大する中、工業生産の成長…
執筆:外為どっとコム総合研究所 神田 卓也 米大手格付け会社ムーディーズは12日の取引終了後に、トルコの長期外貨建て債の格付けを「B2」から「B3」へと1段階引き下げた。ムーディーズは格下げの理由について「外貨準備がさらに減少するリスクの下で同国の…
執筆:外為どっとコム総合研究所 神田 卓也 トルコの7月消費者物価指数(CPI)は前年比+79.60%となり、伸び率は前月の+78.62%から加速したが、市場予想の+80.24%は下回った。トルコは、ウクライナ侵攻の制裁で割安化したロシア産原油の輸入を増やしており…
執筆:外為どっとコム総合研究所 神田 卓也 トルコリラは対ドルで先月末に1ドル=17.9739リラ前後まで下落して昨年12月以来の安値を付けた。足元ではドルが全般的に調整しているためリラ安圧力はいくぶん和らいだが、対円では2日に1リラ=7.235円前後まで下…
執筆:外為どっとコム総合研究所 神田 卓也 足元のトルコリラ相場はドルに対してじり安基調が継続。25日の東京市場では1ドル=17.7960リラ前後まで下落して2021年12月以来の安値を更新した。対円でも早朝の薄商いの中で1リラ=7.571円前後まで下落する場面が…
執筆:外為どっとコム総合研究所 神田 卓也 1週間におよぶトルコの大型連休(犠牲祭、民主主義の日)が明けた18日、リラは主要通貨に対して幅広く下落した。連休明けでトルコ国内勢のリラ売りが再開したと見られ、対ドルでは7カ月ぶりに17.509ドル前後まで上…
執筆:外為どっとコム総合研究所 神田 卓也 大手格付け会社フィッチは8日、トルコの債務格付けを「Bプラス」から「B」に引き下げた上で、格付け見通しは「ネガティブ」に据え置いた。同社は「インフレ急加速やウクライナでの戦争が商品市場に及ぼす影響、先…
執筆:外為どっとコム総合研究所 神田 卓也 トルコ統計局が4日に発表した6月消費者物価指数(CPI)は前年比+78.62%と、1989年以来の高い伸びを記録。輸送費が+123.37%、食品・非アルコール飲料が+93.93%となっており、市民生活に直結する分野で物価が高騰…
執筆:外為どっとコム総合研究所 神田 卓也 トルコ政府は24日、銀行調整監視機構(BDDK)を通じ、潤沢な外貨を保有する企業に対して新規融資を停止すると発表した。BDDKによれば、外貨現金資産が1500万リラ(約91万ドル)以上で、総資産もしくは年間売り上げ…
執筆:外為どっとコム総合研究所 神田 卓也 トルコ中銀は、23日に予定されている金融政策決定会合で政策金利を14.00%に据え置く公算が大きい。ブルームバーグが行った現地エコノミスト調査では、25人中24人が据え置きを予想。1人は13.00%への利下げを予想…
執筆:外為どっとコム総合研究所 神田 卓也 足元のトルコリラ相場は下げが一服している。9日には対ドルや対ユーロで半年ぶりの安値を付けたが、トルコ政府が追加のリラ安抑制策を発表したことなどからやや値を戻した。対円では円安進行の影響で5月安値(7.64…
執筆:外為どっとコム総合研究所 神田 卓也 トルコのエルドアン大統領は6日、閣議後の会見で「現政府が利上げすることはない。引き続き利下げしていく」と言明。同国のインフレ率は5月に前年比+73.5%に加速したが、インフレ抑制に向けて引締めを行うという…
執筆:外為どっとコム総合研究所 神田 卓也 ロシアによるウクライナ侵攻を発端とするスウェーデンとフィンランドの北大西洋条約機構(NATO)加盟について、トルコのエルドアン大統領は29日、改めて反対の意向を示したとされる。トルコが敵視するクルド系武装…
執筆:外為どっとコム総合研究所 神田 卓也 トルコ政府は4月19日、国内の商取引に外貨を使用することを禁じる措置を発表した。不動産の取引や、自動車を除くすべての製品の売買に通貨リラを使用するよう義務付けた。トルコの国内銀行における全預金のうち6割…
執筆:外為どっとコム総合研究所 神田 卓也 米国の金利上昇は、新興国通貨にとって逆風となるケースが多い。中でも、名目上の債券利回りからインフレの影響(インフレ期待)を取り除いた「実質債券利回り」がプラス圏に定着すると、米国投資家が新興国資産に…
執筆:外為どっとコム総合研究所 神田 卓也 足元でトルコリラ/円相場が堅調に推移している。19日には8.753円前後まで上昇して3カ月半ぶりの高値を更新。3月に付けた年初来安値の7.672円前後から実に14%の大幅高となっている。もっとも、リラの対ドル相場は3…
執筆:外為どっとコム総合研究所 神田 卓也 先週(4月4~8日)のトルコリラ相場は、対ドルで約0.5%下落。もっとも、ドルは対円で約1.4%上昇しており、対ユーロでも約1.5%上昇した。その点ではドル全面高の中でもリラの下落は小幅だったと言えるだろう。結…
執筆:外為どっとコム総合研究所 神田 卓也 大手格付け会社S&Pは1日、トルコの長期自国通貨建て債務格付けを従来の「BB-」から「B+」に1段階引き下げたと発表。ロシアのウクライナ侵攻によるエネルギー価格高騰がトルコの国際収支を一段と悪化させるほか、…
執筆:外為どっとコム総合研究所 神田 卓也 ウクライナは28日、ロシアとの4回目の停戦交渉を29日にトルコのイスタンブールで開催すると発表した。これに先立ちトルコ大統領府は、エルドアン大統領がロシアのプーチン大統領と協議し、停戦交渉の開催で合意し…
ロイター通信が20日に伝えたところによると、米国はトルコに対してロシア製ミサイルシステム「S400」をウクライナへ移管するよう提案しているとのこと。米国とトルコは、同じ北大西洋条約機構(NATO)加盟国でありながら、トルコの「S400」導入を巡って関係…
11日に発表されたトルコ1月経常収支は71.1億ドルの赤字となり、赤字額は2017年12月以来の水準に膨らんだ。エネルギー価格高騰の影響と見られるが、激しいインフレによる経済不安が懸念される中、赤字の穴埋めを海外資金で賄えるのか不安がよぎるところだろう…
トルコのチャブシオール外相は5日、ロシアとウクライナの紛争について「ロシアによる侵攻」との認識を示した上で「他国の主権を武力で侵害するいかなる行為にも反対する」とした。これまで「戦争」と表現してロシア側への配慮を滲ませていたトルコも、ここに…
トルコ統計局が28日に発表した国内総生産(GDP)統計によると、昨年10-12月期のGDPは前年比+9.1%と予想(+9.0%)を上回る伸びを記録。7-9月期の+7.5%から加速した。通貨リラの下落を背景に輸出が+20.7%の大幅増となった事が寄与した。なお、2021年通年の…
「アッラーのお許しにより、現在の手に負えない状況からトルコ国民を救います。強大なトルコを構築するために準備した計画を実施しています。トルコはこれまでの経済史上で最強の時期に入ったのです。」「国民の士気をくじき、希望を弱め、悲観論を植え付る…
トルコ中銀は17日の金融政策決定会合で、政策金利を14.00%に据え置く公算が大きい。トルコ当局は昨年後半以降、金融政策ではなく為替政策で物価の安定を図る考えを示している。当局が相次いで打ち出した為替安定策には、リラ建て預金に対する目減り分の補償…
ロシアによるウクライナ侵攻を巡る軍事的緊張が高まっている。 トルコリラ/円はウクライナ問題に対して最も脆弱な通貨ペアのひとつと考えられるため、情勢の変化には特に注意が必要だろう。仮にウクライナで軍事衝突が起きた場合、リスク回避の動きが強まり…
トルコのエルドアン大統領は29日、同国統計局のディンサー局長を更迭した。理由は明らかになっていないが、統計局が発表したインフレ率を巡り(あるいはこれから発表する1月インフレ率を巡り)大統領と局長の間になにかしらの対立があったのではないかとの疑…