週刊為替レポートハロンズ
1月24日示現した今年のこれまでの安値(113.466円)からの上昇幅の61.8%レベルを維持しており、上昇トレンドが終了したとの見方は早計でしょう。140.970円付近を推移する100日移動平均線も、右肩上がりで強い抵抗感はありません。時間経過とともに、100日線…
ユーロ/円は、9月26日安値(137.345円)-10月21日高値(148.403円)の半値押しレベルである142.874円を割り込まず持ち直しているため、目先は自律反発の流れが期待されます。もっとも、10月後半から上値をじりじりと切り下げ、下降チャネルを形成しつつあり…
来週は2つ豪州の労働市場の経済指標が発表されます。16日の豪7-9月期四半期賃金指数(WPI)と17日の豪10月雇用統計です。4-6月期のWPIは前年比+2.6%と前期(+2.4%)を上回る伸びを見せましたが、予想(+2.8%)には届きませんでした。他方で、5月に政権交代を…
米ドル/円は、8月2日の安値(130.382円)-10月21日高値(151.942円)の上昇幅の38.2%ラインである138.618円や、一目の雲下限である138.144円が並ぶ138円前半のサポート力が意識されて、今後、下値模索の動きは緩むのではないでしょうか。140.500円からは押…
ポンド/米ドルが日足一目均衡表の雲上限より上側での定着に失敗し、ポンドには下値圧力がかかりやすいように見受けられます。ポンド円も、急速に切り下がる日足一目均衡表の雲に沿って、164円割れを試しそうです。163.757円(執筆時点)近辺で推移する90日移…
来週は豪、NZともに相場に影響を与えそうな経済指標の発表が予定されていません。両国と交易関係の強い中国の10月貿易収支や10月消費者物価指数(CPI)は多少は豪ドル、NZドル相場に影響を与えそうですが、メインドライバーは米国の経済指標の結果を受けた米…
米ドル/円は、8月2日の安値(130.382円)を起点とするフィボナッチファンの38.2%ライン(執筆時点で145.900円近辺)がサポートラインとして機能しており、米ドル/円は下値が限られています。日足一目均衡表での転換線と基準線の逆転は少し気になりますが、1…
ポンド/円、調整的な動き警戒 全体的には上向きトレンドですが、勢いが緩み168.877円付近を通過するサポートライン-①へ押し込まれています。ここを下抜けてくるようだと、次の支持線となる167.700円-②で支えられるかが着目され、このラインも下回るようなら…
26日に豪7-9月期四半期消費者物価指数(CPI)が発表されました。結果は前年比+7.3%と予想(+7.0%)を大きく上回り、1990年の4-6月期以来の高水準となりました。豪準備銀行(RBA)が10月4日の理事会の時点で予測していた2022年末のインフレ率が7.75%です。RBA…
8月11日安値(131.732円)からの上昇幅の61.8%地点である144.222円を前に調整ムードが一服しつつあり、上昇地合いは続いていると判断しています。そのため、買いでついていく方が無難と考えますが、151.942円(10月21日)からの下落幅の61.8%戻しに当たる1…
ポンド/円、フィボナッチファン接近を狙う 21日移動平均線が横ばいから上向きに転じたほか、年初来高値を塗り替えてきていますので、短期的には買いでついていかざるを得ない状況のように感じます。直近安値167.411円(10月20日安値)、165.027円(10月14日…
32年ぶりの高値を抜けて、一向に上値の目途が見えてきません。ひょっとしたら1990年の高値160.20円に脇目も振らずに向かいそうな雰囲気すら感じます。とりあえず、仮の目標点としては、9月22日の介入当日の値幅(5.532円)の2倍返しとなる151.465円や、8月11…
今週20日に豪9月雇用統計が発表されました。RBAは今月の理事会で「急速かつ大幅に利上げした影響を見極めたい」との理由から、利上げ幅を0.25%に縮めました。市場では「RBAが重視している労働市場が大きく改善していれば、RBAが11月に再び利上げ幅を0.50%に…
ポンド/円は図中のラインAとラインBが作る三角形の中を振幅しながら上方向を試す格好になっています。上限に接近していますので、いったんは下限方向を試しそうですが、165円付近で下げ止まるようなら、170.000円達成を狙いたいです。逆に165.000円を割り込…
米ドル/円は、三角保ち合いのレジスタンスラインを突破して、一気に上値を拡大し地合いの強さをうかがわせます。150円突破の前哨戦となりそうな149円台トライも想定されます。ただ、高値警戒心が高いため、一度、ロングポジションの解消が始まれば、相当に大…
来週は18日にRBA議事要旨が公表されます。10月4日に開催されたRBA理事会では市場予想に反してRBAは利上げ幅を0.25%に縮小しました。この決定についての詳細が説明されるはずです。今後のRBAのスタンスを確認する重要なイベントとなりそうです。そして20日に…
ポンド/円は、介入などもあって、チャート形状はあてにできませんが、9月26日安値(148.666円)からの反発地合いはどうやら一服した感があります。21日移動平均線(執筆時点で162.023円)を終値ベースで割り込めば、さらに下げの勢いが強まり、9月26日高値(…
米ドル/円のチャート形状を見ると、24年ぶりの高値である145.906円(9月22日)の水平線と、8月中旬からの上向き支持線が形成する、強気の三角保ち合いとなっており、上向きの動きへの警戒は怠れません。146円台に乗せてくれば、1998年8月高値の147.66円は単…
10月4日にRBAが翌5日にRBNZがそれぞれ金融政策会合を開催しました。結果は前述の通りRBAが0.25%利上げ、RBNZが0.50%利上げとなりました。双方ともに利上げ幅縮小の可能性を予め示していました。 市場では「RBAは今月は0.50%利上げで、0.25%に利上げ幅を縮め…
ポンド/円は戻り基調を続けているものの、162円前半には21日移動平均線や日足一目均衡表・雲の下限が推移しており、この辺りは戻り売りが出やすいと見ています。このレベルを上抜けてしまったら、9月20日の高値(164.430円)付近まで戻す可能性もありそうで…
米ドル/円の21日移動平均線は右肩上がりの状態を継続しています。9月22日に140.347円まで急落したところも、日足一目均衡表・基準線がサポートラインとなり、全体的に相場はしっかりしています。今度、145円台に乗せたら146円を短時間で通過して、147円に到…
来週も世界経済の先行き不安が豪ドル、NZドルの上値を抑える大きな要因となりそうです。欧州では、これから寒い冬を迎えるにあたり天然ガスの供給不安が根強く残っています。29日に発表されたドイツの9月CPI(速報値)が市場予想(前年比+9.5%)を大きく上…
ポンド/米ドルが1.12206ドル(執筆時点)まで下げ幅を広げて地合いが悪化する中で、ポンド/円も上値をじりじりと切り下げる格好になっています。目先は、8月2日安値(159.443円)を起点とする短期支持線が推移する161.350円の攻防になりそうです。同ラインを…
介入によって相場が急変動し、テクニカルが上手く機能するかは不明ですが、とりあえず目先のポイントとしては、8月2日安値(130.382円)と、9/22日の黒田総裁会見時に付けた高値(145.906円)までの上昇幅の61.8%水準となる139.976円付近が下値の目途として…
来週のオーストラリアの経済指標は9月28日(水)に豪8月小売売上高の発表が予定されているのみです。9月5日にメルボルンインスティテュートが発表した8月のインフレ指数は前月比-0.5%と豪州のインフレが鈍化していることを示唆しています(単月かもしれませ…
ユーロ/米ドルは、2月10日高値(1.14948ドル)を起点とした下降チャネルに沿った値動きを継続中です。しかも、日足一目均衡表・転換線から1.5%程度離れた局面で戻り高値を付けてその後はしばらく下げるサイクルが続いています。9月12日に短期的な戻り高値(…
米ドル/円は底堅い展開が続いており、トレンドは上向きで145.000円付近はいったん戻り売りが強まるでしょう。ただ、この水準を突破すると一気にレートが跳ね上がるかもしれません。下方向は、日足一目転換線が推移する142.613円付近が押し目の目途と見ますが…
来週は20日(火)に9月6日に行われた豪中銀(RBA)理事会の議事録が公表されます。6日の声明では追加利上げに対するRBAの姿勢に目立った変化はありませんでしたが、ロウ総裁は8日の講演で「政策金利が上がれば上がるほど利上げ減速論が強くなる」などと発言。…
ユーロ/円はチャネル上限を上抜けて上昇に弾みが付き144円台まで上伸しました。ただ、多くのオシレーター系指標は高値警戒レベルに達しつつあり、さすがにやり過ぎ感があります。まずは調整目線が無難なように感じます。節目としては、9月8日の23時ごろにつ…
8月2日安値の130.382円を起点とした上昇チャネルを突破し144.983円までオーバーシュートし、今度はチャネル回帰に向けた動きが進んでいるようです。目先はチャネル上限や日足一目均衡表・転換線(141.519円:執筆時点)が推移する141円半ばから後半でサポー…
来週は9月6日(火)に豪準備銀行(RBA)の理事会が開催されます。ここ最近の豪経済指標を見ると、貿易収支は2カ月連続で過去最高の貿易黒字を記録、小売売上高は6月に前月比+0.2%と消費行動に若干の陰りがみえましたが、7月は+1.3%と反発するなど豪州経済は…
ポンド/米ドルは、2020年3月に示現した1985年以来の安値となる1.14088ドルにじりじりと接近しています。このテクニカルな節目を下抜けると、目立ったサポートレベルが見当たらないため、下落幅がきつくなるかもしれません。このときは、ポンド/円も159.443円…
高値警戒心はありますが、強い上昇トレンドが形成されており、目先はどこまで上値を伸ばすのかが着目されます。24年ぶりの高値圏とあって、近いところに目立った節目は見当たりませんが、5月24日安値126.355円を起点としたN計算値となる143.420円が一応の節…
来週は9月6日(火)に豪準備銀行(RBA)の理事会が開催されます。ここ最近の豪経済指標を見ると、貿易収支は2カ月連続で過去最高の貿易黒字を記録、小売売上高は6月に前月比+0.2%と消費行動に若干の陰りがみえましたが、7月は+1.3%と反発するなど豪州経済は…
136円半ばを低下中の21日移動平均線をレジスタンスとしてじりじりと上値を切り下げています。6月22日高値(144.273円)と8月2日安値(133.394円)を起点とするペナント型の下限に接近しており、レンジブレイクした場合、133.500円付近まで下げ幅を広げそうで…
3月安値114.649円を起点とするサポートラインを割れて、8月上旬に130.382円まで下げたことで上昇トレンドが終了したように思われました。しかし、そこからは持ち直し、新たな上昇チャネルを形成し始めているように感じます。日足一目均衡表の雲が頭打ちとな…
来週は29日に豪7月小売売上高が発表されます。市場では前月比+0.3%と消費は2022年最少の伸び率となった前月(+0.2%)から若干の改善を予想をしています。消費低迷の原因はインフレによる物価上昇と高金利。豪準備銀行(RBA)が上昇の止まらないインフレを抑…
21日移動平均線が緩やかに低下中であるほか、164円付近に接近すると上髭の長いローソク足が出現するなど、上値抵抗感は強そうです。162.773円(執筆時点)で推移する21日線付近や直近高値圏の163.800円近辺は戻り売りポイントとして意識されやすいでしょう。…
米ドル/円は、日足一目均衡表での三役逆転回避から、135.500円付近のレジスタンスライン突破を果たし上昇幅を広げる格好になっています。5日線と21日線もゴールデンクロスしており、テクニカル的には上昇のモメンタムは強そうです。目先の上値めどは、8月8日…
来週は豪、NZでは注目経済指標の発表がほぼありません。一方で、米国では8月25日~27日にジャクソンホール会議が開催されるほかにも、注目経済指標の発表が多数予定されています。各々の経済指標の結果を受けて米国の経済先行きに対する期待値の増減、ジャク…
8月2日に133.394円まで下落して以降は下値を切り上げる流れが優勢となっていますが、日足一目均衡表・雲下限(138.463円)で上値を抑えられたのは下方向への暗示かもしれません。再度、同水準で頭を抑えられるようだと、ダブルトップ形成が視野に入ります。…
米ドル/円は、日足一目均衡表・遅行スパンの実線下抜け、転換線・基準線の逆転のほか、21日移動平均線の下落基調と、徐々に売りバイアスが強まっているようです。8月2日に失敗した終値ベースでの一目雲下限下抜けを再度トライする危険はあります。雲の下限は…
今週RBAは、市場の予想通り0.50%の利上げを行いました。これで0.50%利上げは3会合連続となりました。声明では「RBAは経済の安定を保ちながら、インフレを目標の2-3%に戻すことを高い優先順位をつける」としたほか、今後の利上げについて「あらかじめ決められ…
6月28日高値(144.273円)を起点とする下降チャネルの下限に達して、現在は自律反発的に戻りを試す格好になっています。しかし、137.90円レベルから138.50円レベルにかけて、21日移動平均線や日足一目均衡表の基準線・雲の下限とレジスタンスラインが並んで…
米ドル/円は、日足一目均衡表の遅行スパンと、基準線・転換線が逆転状態で、あとは終値ベースでローソク足が雲を割り込めば、強い売り示唆となる三役逆転が完成します。この状況になれば、節目の130.000円割れを目指すスピードが加速し、114.410円(2月24日…
今週RBAは、市場の予想通り0.50%の利上げを行いました。これで0.50%利上げは3会合連続となりました。声明では「RBAは経済の安定を保ちながら、インフレを目標の2-3%に戻すことを高い優先順位をつける」としたほか、今後の利上げについて「あらかじめ決められ…
日足一目均衡表では三役逆転の状態で、完全に流れがこれまでと逆になっており、上値の重い展開が見込まれます。ただ、6月28日高値144.273円を起点とする下降チャネルの下限(134.95円レベル:執筆時点)に接近していることから、いったんは下落スピードを緩…
急速に上値を削り、日足一目均衡表では、遅行スパンのローソク足下抜けに続き、転換線と基準線の逆転と地合いは悪化しています。何とか、同雲の上限(132.818円)付近では踏みとどまっていますが、ここを明確に抜けてくるようだと、次は5月24日安値(126.355…
来週は8月2日(火)に豪準備銀行(RBA)理事会、政策金利の発表が予定されています。今週、7月27日に発表された豪4-6月期四半期CPIは前年比+6.1%と1-3月期(+5.1%)からインフレ率は急速に伸びましたが、予想(+6.3%)は下回りました。また、前期比が+1.8%と…
5月12日安値(132.653円)からのトレンドラインに上値を抑えられ、今度は140.000円割れを試す格好になっています。139.700-900円に集まる日足一目均衡表・雲上限と同転換線を割り込むと、6月22日高値(144.241円)を起点とする下降チャネルに沿った動きを強…