週刊為替レポートハロンズ
週末にトランプ米大統領がコロンビア製品に対して緊急の関税賦課を指示したことでリスクオフの円買いとなり、今週の豪ドル/円は98.08円前後で、ニュージーランド(NZ)ドル/円は88.68円前後とともに前週末終値からギャップダウンして週初を迎えました。その…
米ドル/円は上値の重い展開。中国企業ディープシークが低い開発コストで高性能のAIモデルを公開したことで、同分野で先行する米企業価値が損なわれるとの思いから、ハイテク関連銘柄に減価圧力が掛かると、米ドル/円はリスク回避の流れから153.712円まで下げ…
ユーロ/円、ポンド/円はリスク回避の巻き戻し優勢だが、上値も限定的。想定よりもトランプ氏の強硬姿勢が見られなかったことで、投資家心理の悪化が進まなかったため、ユーロ/円は163.214円、ポンド/円は193.520円まで持ち直しました。足もとではトランプ米…
今週の豪ドル/円は96.80円前後で、ニュージーランド(NZ)ドル/円は87.34円前後で週初を迎えました。20日にはトランプ氏が第47代米国大統領に就任しました。トランプ氏が大統領就任初日に関税政策を見送ったこと、メキシコやカナダ、中国に対しては2月1日に…
米ドル/円はタカ派な日銀会合で失速。トランプ大統領の就任初日に危惧されていた一律関税が見送られたため、それのリスクに身構えていた投資家のポジションが巻き戻されて、米ドル/円は156.756円までの戻りを試しました。ただ、トランプ米大統領が「すぐに金…
ユーロ/円、ポンド/円もさえない展開。日銀の1月追加利上げを織り込む流れが強まり、ユーロ/円は159.727円、ポンド/円は189.609円まで各々、下げました。もっとも、米ドルが対円でさげたことで、相対的にユーロやポンドが底堅く推移したため、ユーロ/円やポ…
今週の豪ドル/円は96.88円前後で、ニュージーランド(NZ)ドル/円は87.58円前後で週初を迎えました。 14日にはトランプ次期米政権の関税が当初予想されていたほど厳しいものにはならない可能性が報じられたことで、中国と交易関係の強い豪ドルやNZドルは買い…
米ドル/円は154円台へ下落。一部報道から「トランプ氏側近が段階的な関税賦課を模索している」と伝わると、安堵感から米ドル/円は158円前半までの戻りを試しました。しかし、米国のインフレ指標が市場予想に届かなかったほか、ウォラー米FRB理事が「3月利下…
ECBが発表した11月の消費者期待インフレ率が、1年先で2.6%と前月2.5%から上昇したことで、ユーロ/円は164.551円まで買いが先行しましたが、米国の関税策を巡る不透明感から上値が重くなり、162.377円まで押し戻されました。また、ポンド/円は198.253円まで…
今週の豪ドル/円は97.61円前後、ニュージーランド(NZ)ドル/円は88.19円前後で週初を迎えました。6日にはトランプ次期米大統領の関税政策を巡る報道を受けて、米ドルが全般的に売られる中で中国と交易関係の強い豪ドルやNZドルは買いで反応。その後、トラン…
米ドル/円は高値圏で振幅。ワシントン・ポスト紙が、トランプ氏の関税策を巡り「すべての国に課すものの対象は重要品に絞る計画」と報じると、インフレ圧力が限定されるとの見方から、米ドル/円は156.236円まで急落しました。ただ、別なメディアが広範な関税…
ユーロ/円、ポンド/円もじり高。日銀の追加利上げのタイミングが測りづらい中、円安地合いが相場をサポートしました。ラガルドECB総裁が「中期的なインフレ率を2%に引き下げたと宣言できる段階に非常に近づいている」との見解を示したところで、一時的にユ…
今週の豪ドル/円は97.73円前後で、ニュージーランド(NZ)ドル/円は88.41円前後で週初を迎えました。 今週は25日がクリスマスで米国をはじめ多くの主要国が休場だったことから、経済指標等の材料も少なく様子見ムードの強い週となりました。そのため、豪ドル…
米ドル/円はじり高。米国のつなぎ予算成立で目先の政府機関閉鎖が回避され、米ドル/円は157.30円台まで買いが先行しました。その後、円安進行中の中でも、植田日銀総裁の利上げのタイミングを巡るトーンに変化がなかったほか、好調な米経済指標を受けて、米…
ユーロ/円、ポンド/円も底堅い展開。ポジション調整主導で、ユーロ/円は159.804円、ポンド/円は194.056円まで下押す場面はありましたが、日銀の利上げ見送りを背景とした円安地合いが下支えとなって、ユーロ/円は4週間ぶりとなる163.800円、ポンド/円は6週間…
今週の豪ドル/円は95.78円前後で、ニュージーランド(NZ)ドル/円は87.50円前後で週初を迎えました。9日には中国が2025年の金融政策や財政政策を強化する方針を示したことで、同国と交易関係の強い豪ドルとNZドルは買いで反応。豪ドル/円は97円台後半、NZド…
米ドル/円は底堅い展開。米FRBの利下げペース鈍化観測や日銀の利上げ見送り期待から、米ドル/円は154.479円まで買いが先行しました。一巡後はビックイベントを控えた調整売りで153.162円まで下げる局面はありましたが、FOMCの来年の利下げ回数が9月時点の4回…
ユーロ/円、ポンド/円は、中国の金融緩和姿勢や日銀の利上げ見送り観測から円安が進行したことに支えられて、ユーロ/円は160.672円、ポンド/円は194.991円までレンジ上限を広げました。もっとも、米ドル高の影響でユーロ/米ドルやポンド/米ドルがさえない展…
今週の豪ドル/円は95.78円前後で、ニュージーランド(NZ)ドル/円は87.50円前後で週初を迎えました。9日には中国が2025年の金融政策や財政政策を強化する方針を示したことで、同国と交易関係の強い豪ドルとNZドルは買いで反応。豪ドル/円は97円台後半、NZド…
中国が来年に「適度に緩和的な」金融政策を導入するとしたことがリスクオンムードを広げたほか、日銀の利上げ見送り観測を受けて、米ドル/円は153.05円レベルと、約3週間ぶりの水準まで上昇幅を広げました。日銀短観、企業物価指数など利上げを支持する材料…
フランスの政局混乱や韓国での戒厳令などで、ユーロ/円は156.170円まで売りが先行しました。その後は、日銀の追加利上げ観測の後退やドル高一服から、159.388円まで反発しました。ポンド/円も同様に、188.087円まで下げた後に、192.208円までの戻りを試しま…
今週の豪ドル/円は100.74円前後で、ニュージーランド(NZ)ドル/円は90.18円前後で週初を迎えました。週末の23日にトランプ次期米大統領が次期財務長官にスコット・ベッセント氏を指名したことで、トランプ氏の掲げる減税や関税などの政策に一定の歯止めがか…
米ドル/円は150.00円を挟んで振幅。米ドル/円は日銀の利上げ観測や、韓国での戒厳令などを受けて、148.644円まで売りが先行しました。しかし、韓国の戒厳令が発令後6時間ほどで解除されたほか、日銀の12月利上げ見送り観測が浮上すると、米ドル/円は151.226…
ユーロ/円、ポンド/円も軟調。トランプ次期米大統領の人事を巡る警戒心から、足許積み上がった円売りポジションの巻き戻しが優勢になり、ユーロ/円は159.08円レベル、ポンド/円は190.70円レベルまで売りが先行しました。その後は、下落の反動から戻りを試す…
今週の豪ドル/円は100.74円前後で、ニュージーランド(NZ)ドル/円は90.18円前後で週初を迎えました。週末の23日にトランプ次期米大統領が次期財務長官にスコット・ベッセント氏を指名したことで、トランプ氏の掲げる減税や関税などの政策に一定の歯止めがか…
米ドル/円は、関税引き上げ政策は高インフレをもたらすとして消極的な姿勢を示していた、スコット・ベッセント氏が米国の次期財務長官に指名され、週明けはギャップダウンしてオープン。その後は154.70円レベルまで戻す場面もありましたが、トランプ米次期大…
ユーロ/円、ポンド/円は上値の重い展開。地政学的リスク、トランプ次期政権を巡る思惑、主要国の金融政策の見通し、感謝祭休暇を控えたポジション調整などが複雑に絡み、明確な方向性は見極めづらく、ユーロ/円は161.193円から164.757円、ポンド/円は196.548…
今週の豪ドル/円は99.67円前後、ニュージーランド(NZ)ドル/円は90.48円前後で週初を迎えました。18日(月)に日銀の植田総裁が講演を行うため、「12月の日銀金融政策決定会合で追加利上げを示唆する可能性がある」と前週末にこれまで売られていた円を買い…
11月18日週の米ドル/円は、15日の下落の反動から155.361円までの戻りを試す流れが先行しました。しかし、ロシアのプーチン大統領が核兵器の使用基準を緩和したことが伝わると、米ドル/円はリスク回避の円買いから153.268円まで反落。その後、同話題が一過性…
ユーロ/円、ポンド/円はレンジプレイ。米ドル高の流れに、ユーロやポンドの上値が抑制された一方で、米ドル/円が底堅く推移したことに挟まれて、クロス円は明確な方向性が出ませんでした。ユーロ/円は163.236円から165.031円、ポンド/円は196.648円から198.4…
今週の豪ドル/円は100.46円前後、ニュージーランド(NZ)ドル/円は91.06円前後で週初を迎えました。今週の外国為替市場は米ドル中心の値動き。前週に実施された米大統領選で共和党候補のトランプ氏の大統領返り咲きが決まったことから、週明けの月曜日(11日…
米国の大統領府と上下両院を共和党が主導権を握る「トリプルレッド」の状況になるとの見方が高まったことで、次期政権下でのインフレ上昇期待をベースにして、米ドル/円は155.242円まで買いが先行しました。その後、落ち着いた内容となった米消費者物価指数…
ユーロ/円はユーロ安・円安の流れから、165.50円を中心とした振幅がしばらく続いた後に、米ドル/円の失速に連れて、164.50円付近まで下げました。米イベントを通じて荒い値動きを期待していたのですが、的が外れました。ポンド円は、米ドル/円の上昇に引っ張…
今週の豪ドル/円は100.67円前後、NZドル/円は91.27円前後で週初を迎えました。週末に米大統領選をめぐる世論調査で民主党候補のハリス氏が共和党候補のトランプ氏との支持率の差を縮めたことで、取引開始からドル売りが優勢となりました。豪ドル/円、NZドル/…
153円付近から152円付近へギャップダウンして始まった米ドル/円は、その後もトランプトレードの巻き戻しが続き、一時151.283円まで低下した。しかし、米大統領選挙においてトランプ氏優勢と複数メディアが伝えたほか、上院・下院とも共和党が過半数を超える…
ユーロ/円は、序盤は円安の流れがサポートになったほか、後半は予想に反してプラス成長だったドイツの7-9月期GDPを支えにして、166.692円まで上昇しました。上昇一巡後は日銀のタカ派姿勢に165.00円割れまで押し戻されましたが、米ドル安がユーロを支えたこ…
今週の豪ドル/円は101.06円前後、NZドル/円は91.42円前後で週初を迎えました。週末の衆院選で与党(自民・公明)の獲得議席が過半数議席割れとなったことによる政権運営への不透明感が出たことで、両通貨ペアともに上方向に窓を開けてオープンしました。31日…
米ドル/円は153円台後半まで上昇後に失速。衆議院選での与党大敗で、日銀の金利正常化スピードが減速するとの思いから、週明けに米ドル/円は153.876円まで上昇幅を広げました。ただ、同水準からは政府の口先介入などで152.411円まで押し戻されました。その後…
ユーロ/円、ポンド/円も底堅く推移。米ドル/円の上昇から為替市場全体に円安が波及し、ユーロ/円は165.021円、ポンド/円は198.429円までそれぞれ上昇幅を広げました。IMF(国際通貨基金)が、日本は今後数年間に緩やかな利上げの軌道にとどまるとの見通しを…
今週の豪ドル/円は100.19円前後で、ニュージーランド(NZ)ドル/円は90.74円前後で週初を迎えました。今週は豪州、NZ、そして両国と交易関係の強い中国で主要な経済指標の発表がなかったことから、独自の材料での値動きは乏しかったです。一方で、11月5日に…
トランプ氏が米大統領選挙で勝利すれば、関税賦課や拡張的な財政策から米金利が上昇するとの思惑が支えになって、米ドル/円は153.185円まで上昇幅を広げました。また、日銀の追加利上げが後ずれするとの思いが燻ったことも、米ドル/円が上昇する材料となった…
ユーロ/円、ポンド/円は中銀の利下げを巡る期待感の強弱が明暗を分ける格好になりました。ユーロ/円は、予想通りECB理事会で0.25%の利下げに踏み切った場面で、材料出尽くし感から買い戻しが入る場面はあったものの、ラガルドECBが「経済は予想よりもやや弱…
今週の豪ドル/円は100.53円前後で週初を迎えました。月曜日(14日)には、中国が景気支援のために超長期の特別国債を発行する可能性が報じられたことで、一時100.94円前後まで上値を伸ばす場面も見られました。ただ、カナダの9月消費者物価指数(CPI)が予想…
米ドル/円は150円を回復しました。前半は中東情勢などの不安要因から、迷走する格好になりましたが、後半は株高、好調だった米小売売上高、思ったほど悪くなかった新規失業保険申請件数を受けて、米ドル/円は150.318円まで上昇幅を広げました。米ドル/円が15…
ユーロ/円、ポンド/円は上値の重い展開。三村財務官の円安けん制発言、中東リスク、中国の国家発展改革委員会への失望などから、ユーロ/円は161.906円、ポンド/円は192.879円まで売りが先行しました。そこからは、日米金利差拡大への期待や中国の財政政策へ…
今週の豪ドル/円は101.12円前後で週初を迎えました。週末に懸念されたイスラエルによるイランへの攻撃は実施されなかったものの、中東情勢を巡る不安がくすぶっており、豪ドル/円は徐々に上値を切り下げる展開になりました。8日には大型連休明けの中国勢が市…
米ドル/円は、三村財務官による円安けん制発言を受けて売りが先行しました。その後、中東リスクや、中国の経済政策全般の立案を担う国家発展改革委員会から目新しい景気刺激策が出なかったことによる失望的な円買いも加わり、米ドル/円は147.352円まで下げま…
ユーロ/円はラガルドECB総裁が10月利下げに言及したため上値は限定されたものの、石破首相の緩やかな利上げを切望する姿勢から、162.491円までの戻りを試しました。また、ポンド/円も円安地合いの中、195.175円までの戻りを試しましたが、ベイリー英中銀総裁…
今週の豪ドル/円は98.21円前後で週初を迎えました。30日にはパウエルFRB議長が利下げを急がない姿勢を示し、10月2日には石破新首相が追加利上げに否定的な意見を示しました。これらの発言が日米金利差は期待したほどのペースでは縮まらないとの見方につなが…
米ドル/円は反発。日銀の追加利上げ期待が後退しったことが背景となりました。米ドル/円は週明けに141.644円まで売りが先行しました。石破首相が日銀の追加利上げを巡る慎重な姿勢を示すと、呼応して植田日銀総裁が「経済物価が見通し通り動けば緩和の度合い…