週刊為替レポートハロンズ
フランスの政情不安は燻ったままでしたが、事態が大きく悪化しなかったことから、専ら円安が目立つ格好になり、ユーロ/円は史上最高値となる172.382円まで上伸し、ポンド/円も203.578円までレンジ上限を広げました。
今週の豪ドル/円は106.02円前後で、ニュージーランド(NZ)ドル/円は97.62円前後で週初を迎えました。26日に発表された豪5月消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回る結果となりました。この結果を受けて、短期金利市場では豪準備銀行(RBA)の利上げ観測が…
序盤は本邦当局者の円安けん制発言が聞かれたものの、6月21日の米製造業・サービス業PMIが健闘した影響が残り、米ドル/円は159円の高値圏でのもみ合いが続きました。その後、カナダやオーストラリアでのインフレ再燃を警戒する指標結果を受けてグローバルに…
ユーロ/円とポンド/円も底堅い展開。フランスの政治的混乱が加速せず投資家のリスクセンチメントが少し改善して、円が売られやすい地合いとなったため、ユーロ/円は170.30円台、ポンド/円は201.30円台まで各々レンジ上限を広げました。
今週の豪ドル/円は104.54円前後で、NZドル/円は96.50円前後で週初を迎えました。4日にはインドの総選挙が行われ与党が予想外の苦戦を強いられたことで、インド株が8%超急落しました。前日にはメキシコでも総選挙後の不安から市場が混乱しており、円キャリー…
米ドル/円は、仏国債市場が表面的に小康状態となったことで米金利が上昇したため、米ドル/円もこれに引っ張られて158.50円付近のストップを巻き込んで、159.10円台までレンジ上限を広げました。さすがに、この水準からは政府・日銀の円買い介入警戒もあって…
ユーロ/円は欧州議会選挙で、フランスの極右政党の国民連合(RN)が、マクロン大統領が率いる中道の再生に圧勝したことで、フランスの政情不安が意識されて168.30円付近まで売りが先行しました。 かたやポンド/円は低調な労働統計や国内総生産などのデータが…
今週の豪ドル/円は104.54円前後で、NZドル/円は96.50円前後で週初を迎えました。4日にはインドの総選挙が行われ与党が予想外の苦戦を強いられたことで、インド株が8%超急落しました。前日にはメキシコでも総選挙後の不安から市場が混乱しており、円キャリー…
157.00円を挟んで推移していた米ドル/円は、予想を下回る米消費者物価指数(CPI)を受けて、155.718円付近まで下げが強まりました。しかし、米FOMCでの利下げ回数見通しが3月時点の3回から1回にまでに引き下げられたことを受けて、米ドル/円は157.20円付近ま…
インドの総選挙においてモディ首相率いる与党・インド人民党(BJP)が単独過半数を失う見通しが伝わると、リスク回避の流れが強まり、ユーロ/円は167.951円、ポンド/円は197.196円までレンジ下限を広げました。日銀による毎月の国債購入額の減額観測も円買い…
今週の豪ドル/円は104.54円前後で、NZドル/円は96.50円前後で週初を迎えました。4日にはインドの総選挙が行われ与党が予想外の苦戦を強いられたことで、インド株が8%超急落しました。前日にはメキシコでも総選挙後の不安から市場が混乱しており、円キャリー…
予想を下回ったISM製造業景況指数、インド総選挙での与党の苦戦、日銀の国債購入減額観測が材料となり、米ドル/円は154.536円まで下げました。しかし、インドでは与党による連合政権樹立が濃厚となったほか、市場予想を上回る米5月ISM非製造業景況指数を受け…
前半こそ円キャリー取引への思いから、ユーロ/円は170.797円、ポンド/円は200.731円までレンジ上限を広げました。しかし、世界的に株価が不安定化する中、月末のリバランスに関連したフローなどから円買い戻しが優勢になり、ユーロ/円は169.063円、ポンド/円…
今週の豪ドル/円は104.01円前後で、NZドル/円は96.06円前後で週初を迎えました。29日に発表された豪4月消費者物価指数(CPI)は前年比+3.6%となり、市場予想(+3.4%)に反して前月(+3.5%)から加速。この結果を受けて豪準備銀行RBAの早期利下げ観測がさらに…
鈴木財務相による「マイナス面が強く懸念される」との円安けん制発言や本邦の長期金利の上昇から、156.583円まで売りが先行しました。その後、低調な米国の国債入札から米金利へ上昇圧力が加わる中、全般的に米ドル高へ傾斜。予想を上回る米消費者信頼感指数…
円債金利の上昇など円買い要因は散見されたものの、円キャリー取引に対する思いが強く、ユーロ/円は170.327円、ポンド/円は199.893円までレンジ上限を広げました。予想ほど低下しなかった英インフレ指標から英中銀の早期利下げ期待が後退したほか、スナク英…
米FOMC議事要旨で「より長期に高水準での政策金利維持が望ましい」と、未だ、インフレ率が目標の2%へ低下するか見通せていない様が明らかとなると、米ドル/円は買いが優勢に。好調な米企業景況感も手伝って、米ドル/円は157.191円までレンジ上限を広げまし…
今週の豪ドル/円は104.15円前後で、NZドル/円は95.45円前後で週初を迎えました。週初の20日は日経平均株価が大幅に上昇したことを背景に豪ドル/円は104.57円前後まで上値を伸ばしました。22日にはニュージーランド準備銀行(RBNZ)が市場の予想通り政策金利…
本邦の介入姿勢が盛り上がらず、ユーロ/円は169.400円、ポンド/円は197.092円まで買いが先行しました。その後、円売りが巻き戻される流れが強まると、ユーロ/円は167.329円、ポンド/円は195.041円まで下げ、前半の上昇幅の多くを失いました。しかしながら、…
G7財務相・中央銀行総裁会議も米ドル/円の間接的な押し上げ材料となるかもしれません。レベル次第では政府・日銀による円買い介入が警戒されるものの、G7を前に実施できるかは不透明です。
今週の豪ドル/円は102.77円前後で、NZドル/円は93.57円前後で週初を迎えました。週初は豪ドル、NZドルともに大きな材料もなく米ドル/円が5月2日以来となる156円台に乗せたことにつれて底堅い動きとなりました。14日に発表された米4月生産者物価指数(PPI)は…
本邦の円買い介入への警戒後退が円の上値を重くし、週明けからクロス円は上昇しました。4月の日銀会合(25-26日)における主な意見で「長期国債買い入れ、何れかの時点で削減方向示すのが良い」「円安背景とした物価上昇の上振れ続くなら、(金利の)正常化…
4月29日、昭和の日の祝日で本邦勢が休暇中、ショートカバー主体に160.219円まで急騰。高値圏からは、政府・日銀による円買い介入と思われる動きで、欧州タイム序盤に154.505円まで下げました。その後、米国の雇用コスト指数の上振れから、米ドル/円は158円…
今週の豪ドル/円は99.03円前後、NZドル/円は90.95円前後で週初を迎えました。週末にイランがイスラエルに対して報復攻撃を行いましたが、イラン側は「(報復の)目的は達成された」として攻撃終了を示唆していました。しかしイスラエルがこの攻撃に対して「…
今週の豪ドル/円は99.03円前後、NZドル/円は90.95円前後で週初を迎えました。週末にイランがイスラエルに対して報復攻撃を行いましたが、イラン側は「(報復の)目的は達成された」として攻撃終了を示唆していました。しかしイスラエルがこの攻撃に対して「…
本邦勢が連休中の隙を突いて円売りが強まり、ユーロ/円は171.602円、ポンド/円は200.515円まで上昇幅を広げました。しかし、政府・日銀の円買い介入と思しき動きから、ユーロ/円は165.625円、ポンド/円は193.569円まで急降下。その後は、下落幅を半分程度に…
4月29日、昭和の日の祝日で本邦勢が休暇中、ショートカバー主体に160.219円まで急騰。高値圏からは、政府・日銀による円買い介入と思われる動きで、欧州タイム序盤に154.505円まで下げました。その後、米国の雇用コスト指数の上振れから、米ドル/円は158円…
欧州や英国の景況感の改善期待、銀会合が一段とタカ派色を強める会合にならなかったことから、ユーロ/円は167.382円、ポンド/円は195.131円まで年初来高値を塗り替えました。ユーロ/円については16年ぶり、ポンド/円は9年ぶりの高値圏となりました。イランと…
堅調な株価、米長期金利の4.6%台での高止まり、日銀が一段とタカ派色を強めなかったことなどから、本邦と主要国との金利格差が意識され、米ドル/円は156.202円まで上昇幅を広げ、34年ぶり高値を連日、塗り替える格好になりました。
今週の豪ドル/円は99.03円前後、NZドル/円は90.95円前後で週初を迎えました。週末にイランがイスラエルに対して報復攻撃を行いましたが、イラン側は「(報復の)目的は達成された」として攻撃終了を示唆していました。しかしイスラエルがこの攻撃に対して「…
ユーロ/円、ポンド/円は戻りを試す展開。欧州や英国の利下げが米国よりも早期に実施されるとの観測はあったものの、円買い介入への警戒心が緩んだ隙をついて、ユーロ/円は164.952円、ポンド/円は192.842円まで戻しました。ただ、中東情勢の混乱から、終盤に…
米ドル/円は神経質な展開でした。米国の底堅い個人消費を受けて米国の利下げ期待が後退する中、米ドル/円は買いが先行し154.70円台まで上昇したかと思えば、政府日銀の介入警戒やイランとイスラエルの関係悪化が意識され、153.887円まで急落。その後、154.78…
今週の豪ドル/円は99.03円前後、NZドル/円は90.95円前後で週初を迎えました。週末にイランがイスラエルに対して報復攻撃を行いましたが、イラン側は「(報復の)目的は達成された」として攻撃終了を示唆していました。しかしイスラエルがこの攻撃に対して「…
ユーロ/円、ポンド/円は足許の高値圏で振幅。円売りが主導する形で、ユーロ/円は165.176円、ポンド/円は192.917円まで買いが先行しましたが、その後は米ドル高の勢いに押されてユーロ/円は163.888円、ポンド/円は191.474円まで押し戻されました。米ドルと円…
政府・日銀による円買い介入については、瞬間的に大きな動きを伴うため無視はできませんが、そこにこだわり過ぎても仕方がないようにも感じます。来週はG20財務相・中央銀行総裁会議も開催されるため、主要国の金融当局者らの発言を通じて夏場にかけた主要国…
今週の豪ドル/円は98.60円前後、NZドル/円は90.41円前後で週初を迎えました。31日(日)に発表された中国3月製造業PMIが予想を大きく上回り、半年ぶりに好不況の境目とされる50.0を超えていたことで、中国と交易関係の強い豪ドル、NZドルは取引開始から買い…
米ドルが円以外の通貨に対して水準を下げたため、ユーロやポンドが対米ドルで切り返す流れに支えられ、ユーロ/円は164.911円、ポンド/円は192.228円まで上昇しました。英国や欧州の企業景況感に改善の兆しが見られたことも、ユーロやポンドを下支えした可能…
世界的な金利上昇を受けて主要国と本邦の金利差拡大が意識され、米ドル/円は151.952円まで上昇しました。ただ、152.00円に設定されているオプション関連の米ドル売りに阻まれ、大台達成はなりませんでした。その後も直近高値圏をキープしたものの、イスラエ…
今週の豪ドル/円は98.60円前後、NZドル/円は90.41円前後で週初を迎えました。31日(日)に発表された中国3月製造業PMIが予想を大きく上回り、半年ぶりに好不況の境目とされる50.0を超えていたことで、中国と交易関係の強い豪ドル、NZドルは取引開始から買い…
足もとの通貨強弱は米ドル>ポンド>円>ユーロの順で、ポンド/米ドルやポンド/円などはやや方向性が見定めづらくなっており、ポンド/円は191.00円を中心に振幅する可能性はありそうです。また、通貨強弱を基にすれば、昨年8月以降、サポートされている0.850…
来週の米ドル/円は本邦の円買い介入が警戒される中、日米当局からの情報発信に注意が必要となりそうです。本邦では、日銀短観、地域経済報告など日銀の次の行動を考える上で参考になりそうな報告がなされます。
今週の豪ドル/円は98.62円前後、NZドル/円は90.74円前後で週初を迎えました。今週は米ドル/円が151円台での推移となったことで、週初から鈴木財務相や神田財務官といった本邦政府関係者から円安に対するけん制発言が相次だことで、豪ドル/円、NZドル/円の上…
日米の金融政策を受けて、日銀からは利上げを急がない雰囲気、FRBからは利下げを後らせない雰囲気が漂い、リスクオンの流れが優勢となり、ユーロ/円は165.349円、ポンド/円は193.525円まで上伸し、各々、年初来高値を塗り替えました。ただ、ユーロやポンドが…
日銀は金融政策会合で、マイナス金利解除、イールドカーブ・コントロール(YCC)撤廃、ETF購入の停止など異次元緩和終了に舵を切ったものの、国債購入などのオプションを通じて緩和的環境を継続する姿勢を示したため、円安地合いが優勢に。米ドル/円は151.81…
今週の豪ドル/円は97.76円前後、NZドル/円は90.69円前後で週初を迎えました。RBAは19日に金融政策会合(理事会)を開催し、政策金利を4.35%に据え置きましたが、声明から「金利のさらなる引き上げを排除することは出来ない」という文章が削除されていたこと…
米ドル/円が148円台半ばへ戻す動きに、円主導でユーロ/円やポンド/円も下値を切り上げる局面はあったものの、さえないユーロ/米ドルやポンド/米ドルの動向が重しとなり、上値も限定されました。ユーロ/円は160.217円から161.948円、ポンド/円は187.965円から…
米ドル/円は、今年の春闘が好スタートを切ったとの思いをベースにした日銀政策修正観測と、米国のインフレ再燃とが綱引きになったものの、売り疲れもあって米ドル/円は146.474円を底値に148.65円付近へ戻しました。
今週の豪ドル/円は97.33円前後、NZドル/円は90.79円前後で週初を迎えました。今週は豪州、ニュージーランド(NZ)ともに主要な経済指標はなく、ドルや円主導の動きとなりました。週初は日銀が翌週(3月18-19日)の金融政策決定会合でマイナス金利を解除する…
鈴木財務相は閣議後の会見で、政府がデフレ脱却宣言を検討しているとの一部報道について「そのような事実はない」と否定したほか、日経平均株価が史上最高値を更新する中で円売りが先行し、ユーロ/円は163.524円、ポンド/円は191.185円まで上昇しました。し…
米ドル/円は短期勢の買い戻しから150.569円まで持ち直したものの、さえない米企業景況感や雇用指標を受けて上値が重くなりました。また、時事通信による一部審議委員が3月の日銀会合でマイナス金利解除に賛成票を投じる可能性があると報じるなど、日銀の政策…