短期トレード即効チャージ
昨日は、「英スナク政権が11月17日に発表する中期財政計画で財政立て直しを図る」との憶測記事が好感され、ポンドは大きく買われることとなった。ただ、これはあくまで憶測の域を出ておらず、実際にどれくらいの規模の歳出削減や増税を実施していくのかは不…
本日、豪州では、11月ウエストパック消費者信頼感指数(08:30)、10月NAB企業景況感指数(09:30)の発表が予定されている。どちらも、豪ドル相場の流れを決めるほどのインパクトはないと考えているが、豪景気の減速を示唆する結果となれば短期的に豪ドルは売…
金曜日(11月4日)は「中国がゼロ・コロナ政策の緩和を検討する」との報道を受けて、中国と交易関係の強い豪ドルが買われた。また、米国の10月雇用統計がまちまちな結果だったこと、米国の利上げペースの減速観測につながる米連邦準備制度理事会(FRB)高官…
11月3日にBOEは0.75%の利上げを実施した。CPIが約40年振りの高水準で高止まりしていることから、この決定は市場の予想通りのものとなった。一方で、GDPは2022年の第3四半期から2024年の第2四半期まで低下し続けるとの見通しを示したほか、ターミナルレート(…
米国の金融引き締め長期化観測による、米金利先高観が米ドルの独歩高状態を再び作り上げている。本日は注目の米10月雇用統計が発表される。堅調な結果となれば、「米連邦準備制度理事会(FRB)の大幅かつ長期化する金融引き締めに対して、米経済が持ちこたえ…
11月1日にBOEは遂に保有国債の売却を開始した。これは元々は10月3日に開始する予定だったが、トラス前政権の掲げた大規模減税政策を発端とした英国金融市場の混乱に対処するために延期されていたものだ。入札は堅調に終わり、これはスナク政権が投資家から失…
昨日RBAは市場の予想通り0.25%利上げを実施した。今後については、「経済指標次第」で利上げ幅再拡大の可能性を示したが、従来通りの言い回しであったことから、市場の期待を高めるには至らなかった。そのため、どちらかといえば豪ドルにとってはネガティブ…
本日はRBA理事会が予定されている。先月、RBAは「急速かつ大幅な(6月~9月の4会合で2%)利上げの影響を見極めたい」と利上げ幅を0.25%に縮めた。そのため、「11月の理事会(本日)も0.25%利上げを実施し、様子見を継続する」というのが、市場予想の大勢を占…
10月25日に英保守党党首選に勝利した、リシ・スナク元財務相がチャールズ国王の任命を受けて、英国の新首相に就任した。スナク首相は、9月に行われた前回の保守党党首選(トラス前首相に敗れ2位)では「インフレが改善するまでは減税しない方針」を打ち出し…
本日は豪9月小売売上高が発表される。市場は前月比+0.4%を予想している。予想に反して前月比マイナスとなれば、「RBAの急速かつ大幅な利上げの影響により豪経済が減速し始めている」との思惑が強まり、豪ドルには売り圧力がかかってくることとなりそうだ。他…
昨日発表された豪7-9月期CPIは市場予想(前年比+7.0%)を大幅に上回る結果(+7.3%)となった。ただ、RBAが予想する2022年末のインフレ率(7.75%)の範囲内であったことや、豪9月雇用統計が前月から横ばいだったこともあり、RBAが11月の理事会で利上げ幅を再…
10月25日に英保守党党首選に勝利した、リシ・スナク元財務相がチャールズ国王の任命を受けて、英国の新首相に就任した。スナク首相は、9月に行われた前回の保守党党首選(トラス前首相に敗れ2位)では「インフレが改善するまでは減税しない方針」を打ち出し…
RBAは急速に引き上げた金利が経済に与える影響を見極めるため、10月の理事会で利上げ幅を0.25%に縮小した。RBAは金融政策の策定の際に、雇用市場とインフレ(CPI)動向を特に重視しているが、豪9月雇用統計は前月から横ばいだった。豪雇用統計はRBAが利上げ…
昨日発表された欧、英、米の10月製造業・サービス業PMIは総じて弱い結果となった。世界経済のリセッションリスクの高まりが豪ドルの上値を抑える一因となった。また、中国では習近平国家主席の異例となる3期目続投を決めた。これにより、中国の景気回復の妨…
注目の英保守党党首選に動きがあった。昨日、ジョンソン元首相が不出馬の意向を示したのだ。そのため、スナク元財務相が次期首相の最有力候補となっている。本日の日本時間22時までに、保守党下院議員357名のうち100名から推薦を受けて立候補する者が出てこ…
10月21日に「米連邦準備制度理事会(FRB)が12月以降の利上げペースを減速させる」と報じられた。これまでは米国の大幅利上げの影響から米ドル独歩高状態だったが、出口が意識され始めたことによりこの状況に歯止めがかかる可能性が出てきた。 本日は欧、英…
昨日、トラス英首相が政権発足以来の混乱の責任を取って辞任した。次期首相となる保守党の新党首は10月28日に決定する予定となっている。トラス首相の辞任により、英国の政権運営に対する不透明感は払しょくされた。新政権が誕生するまでは、英国経済の見通…
昨日発表された豪9月雇用統計では、雇用者数が+900人と前月からほぼ横ばいとなった。この結果を受けて、市場では11月1日のRBA理事会で利上げ幅が0.50%に再拡大するという期待が低下した。RBAは10月26日に発表される豪7-9月期CPIの結果を見て利上げ幅を判断す…
10月14日にクワーテング元財務相が解任されたことに続き、19日にはブレイバーマン内相が辞任した。辞任の理由は政府規則の「技術的な違反」を犯したためということだが、同氏は辞任前にトラス首相に宛てた書簡で政権運営への批判を展開した。トラス政権では…
本日は豪9月雇用統計が発表される。先日(10月18日)公表された10月4日のRBA理事会議事要旨では、「労働需要は旺盛だが、適切な労働者を探すのに苦労している」と示されていた。そのため、雇用者数はある程度の増加が見込まれるものの、既に歴史的に見ても失…
昨日は天然ガスや原油価格の大幅な下落により、欧州経済の減速懸念が和らいだ。この影響から欧米株価が上昇したことで、リスクセンチメントに敏感な豪ドルは買われることとなった。 本日は豪州で注目経済指標の発表は予定されていない。引き続き株式市場の動…
昨日は英トラス政権が9月に打ち出した大幅な減税政策のほぼ全てを撤回すると表明したことで、英金融市場の混乱が収まるとの期待からリスクオンとなった。リスクセンチメントに敏感な豪ドルは欧米株価の上昇の後押しもあり、93円台後半まで上昇している。 本…
昨日は予想を上回る米9月CPIの結果を受けて米金利先高観が強まり、NYダウ平均が一時、前日比500ドル超の下落。リスクオフの米ドル買いが強まり、豪ドル/円は92円台前半から90円台後半まで下落した。ここまでは想定していたが、その後、NYダウ平均が前日比80…
BOEは英国債市場の安定のために実施している緊急の債券購入プログラムを予定通り今週末10月14日に終了させるとベイリーBOE総裁やBOE報道官は発表した。その発表を受けて英国債は利回りは急低下した。しかしその後、BOEが緊急の債券購入を実施。その結果、英…
昨日は黒田日銀総裁が金融緩和の継続を改めて表明したことが材料視され円安が加速。米ドル/円が146円台後半まで大きく値を上げたことに連れて、豪ドル/円も92円台まで上昇した。 本日は米国の9月CPIが発表される。予想を上回る結果となった場合は 米連邦準備…
現在の豪ドルに対する下落材料は以下のものになる。 ①昨日、国際通貨基金(IMF)は世界経済見通し(WEO)を発表。来年の世界成長率予想を前回7月時点の2.9%から2.7%に下方修正した。 ②中国では新型コロナが再び流行し始めている。中国のゼロ・コロナ政策によ…
本日は英9月雇用統計が発表される。失業率の悪化や賃金上昇率の低下など、英経済にとってネガティブな要因はポンド売りの材料となりそうだ。結果が予想を上回ったとしても、英国内では高インフレやBOEの急速な金利引き上げによる経済減速不安が燻っているこ…
①先週末の米9月雇用統計が予想を上回る結果となり、米国の金融引き締めが続くとの見方が強まったこと ②10月8日に発表された中国9月Caixinサービス業購買担当景気指数(PMI)が49.3と予想(54.4)を大幅に下回り、好不況の境目と言われる50.0を下回ったこと ③…
英トラス首相は、自身の打ち出した政策を「最後までやり遂げるつもりだ」と10月5日の保守党大会で語った。トラス政権が打ち出した大型減税政策は、国内外から「財源の裏付けがない」「格差を助長させる」などと評判が悪く、遂には政策内の1案であった「最高…
昨日は、米連邦準備制度理事会(FRB)高官の相次ぐタカ派的発言により、米国の大幅利上げ長期化懸念が強まったことで、リスクセンチメントに敏感な豪ドルは下落した。昨日発表されたドイツやユーロ圏の経済指標は、市場予想を下回り、豪ドル売りの一因となっ…
一昨日、RBAが利上げ幅を縮小しこれまでの成果を見極めるといった決定を下したことで、市場は「米連邦準備制度理事会(FRB)もこの動きに追随するのではないか?」との思惑が台頭。しかし、昨日デイリー・サンフランシスコ連銀総裁が「断固として利上げを継…
昨日、RBAは市場予想の0.50%を下回る0.25%の利上げを実施した。「これまで短期間で急速に金利を上昇させてきた影響を見極めたい」というのが利上げ幅を縮小させた要因だ。9月のRBA理事会後にロウ総裁が利上げ幅縮小を示唆したものの、市場では「10月は0.50%…
本日はRBA理事会が開催される。9月のRBA議事要旨やロウ総裁の発言を受けて、RBAが利上げ幅を縮小させる可能性があると取り沙汰されている。市場では本日の利上げ幅は0.25%対0.50%で4対6程度と、どちらもあり得るとみているようだ。豪州の4-6月期CPIは6.1%、9…
9月23日にトラス政権が打ち出した大幅な減税政策は、与党内の反発も大きく採決は11月に延期される見通しとなった。また、「最高所得税を45%から40%へ引き下げる」案は撤回される見込みとなった。減税政策の中でも「格差を助長させる」とひと際悪評の高かった…
米をはじめとした世界経済減速への懸念は強く、資源国通貨である豪ドルは引き続き上値が重い展開が予想される。 本日は米9月ISM製造業景況指数に注目が集まっている。8月は前月から横ばいだったが、市場では9月はやや鈍化すると予想している。予想を下回った…
昨日、新しい指標となる豪月次CPIが発表された。7月、8月はそれぞれ前年比+7.0%、+6.8%と6月(+6.8%)と比べて、インフレが高止まりしていることを示唆する結果となった。この結果を受けて、市場では来週10月4日に開催されるRBA理事会での0.50%利上げの可能…
英国政府の発表した的を得ない減税政策を発端とした金融市場の混乱は、英国中銀(BOE)が無制限に英国債を購入するとして市場に介入したことで、一旦は落ち着きを取り戻している。これによりリスク回避姿勢の強まりから買われていた米ドルが全般的に売り戻さ…
本日は豪州の8月小売売上高が発表される。前回の7月は前月比+1.3%と市場予想(+0.3%)を大幅に上回る結果となったほか、売上高が347億豪ドルと過去最高額を記録。豪州の消費意欲が、高騰するインフレや金利上昇にも負けずに堅調であることが示された。これは…
本日は豪州の注目経済指標等の発表はない。欧州ではドイツの経済指標が予想を下回るなど景気後退懸念が強まっている。英国では新政府の掲げた減税政策の影響から財政圧迫懸念とインフレが加速する懸念が浮上している。この混乱に対応するために、英中銀(BOE…
高インフレの影響による景気低迷を刺激するために、9月23日にトラス政権は大幅な減税政策と国債増発計画を打ち出した。税収が減った分を国債で賄う構図となり、減税による英国の財政悪化懸念と国債増発を嫌気した英国債売りにより、ポンドは全般的に売られる…
本日は豪州の注目経済指標等の発表はない。欧州はエネルギー調達がままならない懸念により冬を前にインフレが収まる気配がなく、ロシア情勢の悪化も欧州経済の先行き不安を一層強めることとなっている。英国では高止まりするインフレへの対応で英中銀が利上…
昨日注目された、米連邦公開市場委員会(FOMC)では市場予想を上回るタカ派的なドットチャート(政策金利見通し)だったことを受けて、景気減速懸念が再燃。株価や原油価格の下落を背景に豪ドルは売られる結果となった。 本日は日銀金融政策決定会合が予定さ…
本日は米連邦公開市場委員会(FOMC)が予定されている。利上げ幅のほかにも、ドットチャート(3カ月毎に公表されるFOMCメンバーの政策金利見通し)や定例記者会見でのパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言内容に市場の注目が集まっている。そのた…
今週は21日に米連邦公開市場委員会(FOMC)、22日にはMPCや日銀金融政策決定会合など、各国の金融政策が発表される注目ウィークとなっている。市場は米国の0.75%利上げを確実視しているほか、BOEも0.75%利上げの可能性を5割程度織り込んでいる。日銀はマイナ…
本日は9月6日に開催されたRBA理事会の議事要旨が公表される。6日の声明ではRBAの姿勢に大きな変化はなかった。しかし、8日にロウRBA総裁が「政策金利が上昇するにつれて、利上げペースを緩める根拠が強まる」と発言したことで、市場はRBAの利上げペース鈍化…
本日は豪8月雇用統計が発表される。雇用者数変化の市場予想は+3.5万人、失業率は3.4%となっている。失業率は1978年に月次の統計を開始して以来、最低(一番良い状態)水準にある。前回、豪7月雇用者数変化は-4.09万人と予想外のマイナスと言う結果になった…
今週、最注目だったMPCはエリザベス女王の逝去に伴い国を挙げて喪に服すため、15日から1週間延期となり22日に変更となった。 本日は7月月次GDPや7月鉱工業生産、7月製造業生産などの発表が予定されている。市場予想では、どの指標もプラス予想となっている。…
トラス新首相は早速、家計にかかるエネルギー料金の上限を抑える計画を発表した。英国政府は具体的な費用を明かしていないが、この措置によりインフレ率が大幅に低下し、英国経済はリセッション入りを回避できるとの見解も出ている。こういった期待からここ…
昨日、ロウRBA総裁が講演で「政策金利の上昇につれて利上げペースを緩める根拠が強まる」と語ったことが大幅利上げ終了の可能性を示唆と材料視され、豪ドルが売られる要因となった。ただし、どこまで利上げするのかなどは明言しておらず、「利上げのペースや…
本日は豪7月貿易収支が発表される。ここのところ、5月、6月と2カ月連続で過去最高の貿易黒字を更新している。7月は中国のロックダウン等の影響から輸出が減少している予想となっているが、貿易黒字の大幅な減少がなければ豪ドルへのネガティブな影響は限定的…