【ユーロ円週間予想】下値リスクが点灯中。
直近の日足は陰線で終え、4手連続陰線引けとなりました。また、12/3に付けた156.18を直近安値として下値を切り上げて来た流れからも下抜けた位置で推移しており、下値リスクが高い状態です。現状は159.70～160.00ゾーンに強い下値抵抗が控えており、続落した場合でもこれを守り切れば反転、上昇の流れに繋がり易くなりますが、下抜けて終えた場合は158.00以下の下値抵抗の強さを確認する動きが強まり易くなります。さらに、可能性がまだ低いと見ますが、156円を割り込んで終えた場合は新たな下げトレンド入りの可能性が高くなり155.00-10の抵抗を切り崩しつつ150円方向への一段の下落リスクが生じます。逆に、163.50超えに実体を戻して引ければ、短期トレンドを“ニュートラル”な状態に戻して下値リスクが若干後退します。この場合でも164.50-60の抵抗を上抜けて終えない限り下値リスクを残します。日足の上値抵抗は162.20-30，162.70-80，163.10-20，163.50-60に、下値抵抗は161.00-10，160.30-40，159.70～160.00，159.00±10銭、158.00-10にあります。21日、120日、200日移動平均線は162.65、161.78、164.68に位置しており、短期トレンドは“ユーロ弱気”に変化し始めています。
一方直近の週足は実体の小さい陰線引けとなり、小幅続落して引けています。下げエネルギーの強いものではなく、前週の陰線の値幅内に留まっていますが、164.50-60にある強い抵抗にぶつかって押し戻された流れにあり、下値リスクがより高い状態です。現状は161.00-10，160.00-10に週足の下値抵抗があり、これらを守り切って反発に転ずる可能性を残していますが、逆に160円を割り込んで越週した場合は、新たな下落リスクが生じて158.00-10，156.10-20にある一段と強い抵抗をどこまで切り崩せるかトライする動きが強まり易くなります。
今週の戦略は、ユーロ買いは様子見か159.90-00まで引きつけて。損切りは159.40で撤退です。売りは162.50-60で戻り売り。損切りは、浅い場合で163.30，深い場合は、“ニュートラル”な状態に戻す163.60に置く必要があります。
上値は、162.10-20に軽い抵抗が、162.40-50，162.70-80，163.10-20に強い抵抗が出来ており、上値余地が限られる展開が予想されますが、全てクリアして163.50-60の抵抗を上抜けて終えた場合は、“ニュートラル”な状態に戻して再度164円超えの抵抗をトライする動きへ。下値は161.00-10，160.60-70，160.10-20，159.90-00，159.60-70に強い抵抗がありますが、全て下抜けて終えた場合は、下値余地がさらに拡がり易くなり、159.10-20，158.00-10にある抵抗をトライする動きへ。可能性がまだ低いと見ますが、156円台の抵抗も下抜けて終えた場合は、新たな下落トレンド入り能性が高くなります。
無断で複製または転送することは、著作権の侵害にあたります。民法の損害賠償責任に問われ、著作権法第 119 条により罰せられますのでご注意ください。尚、このレポートは情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。
