【ユーロ円週間予想】上値トライの可能性を維持。157円割れで終えた場合は下値リスクが点灯。
直近の日足は陰線引けとなり、上昇一服となりましたが、下値を切り上げる流れを維持しており、160円超えトライの可能性を残しています。一方で中期トレンドが弱いため、急伸にも繋がり難く、上下動を繰り返しながら上値を模索する展開が継続すると見られます。また、158円台を維持できずに終えた場合は、日足の形状が悪化して下値リスクがやや高くなります。157円を割り込んで終えた場合は下値リスクが点灯、156円を割り込んで終えた場合は新たな下落リスクが生じて155.00±10銭の抵抗を切り崩しつつ150円方向への一段の下落に繋がり易くなります。逆に162.50超えで終えた場合は短期的なレジスタンスラインを上抜けて、上値余地がもう一段拡がり易くなりますが、この場合でも7/11に付けた175.42と10/31に付けた直近高値166.69を結ぶレジスタンスラインが163.80-90に位置しており、これをしっかり上抜けて終えるまでは下値リスクを残します。日足の上値抵抗は159.50-60,160.00±10銭、161.30-40,162.20-30に、下値抵抗は158.30-40,158.00-10,157.60-70,157.00-10,156.10-20にあります。21日、120日、200日移動平均線は161.35,163.73,164.76に位置しておりこれらを下抜けた位置で推移しており、短期トレンドは“ユーロ弱気”の流れにあります。
一方直近の週足は、実体が小さく下ヒゲの長い陽線引けとなり、続落を食い止めています。上値を切り下げる流れに変化なく、下値リスクがより高い状態ですが、一方で、8月に付けた154.43と9月に付けた155.15、および12月に付けた156.18を結ぶサポートラインが155.90-00に位置しており、先週の下値トライでもこれを攻めきれずに反発していることや、直近の陽線の下ヒゲが長く、下値トライに失敗した形となったことから、この反動で上値余地を探る動きが強まると見られます。但し、トレンドが強いわけではないので、急伸にも繋がり難く、週足が164円台に乗せて越週しない限り、下値リスクがより高い状態です。また、前述の155.90-00の強い下値抵抗を割り込んで越週した場合は新たな下落リスクが生じます。今週の週足ベースで見た上値抵抗は159.50-60,160.00-10,161.80-90に、下値抵抗は158.00-10,155.90-00,154.80-90にあります。155.90-00の抵抗を下抜けて越週した場合は、154.80~155.00の抵抗を切り崩しつつ150円方向への新たな下げトレンド入りの可能性が高くなります。
今週の戦略は、ユーロ買いは158.00-10で押し目買い。損切りは157.40で一旦撤退です。売りは160.00-10で戻り売り。損切りは160.60で一旦撤退です。
上値は159.00-10,159.60-70,160.00-10,160.30-40,160.80-90に強い抵抗がありますが、どこまでクリア出来るかトライする動きへ。但し、続伸した場合でも162円台はまだ壁となる可能性が高いと見ています。下値は、158.30-40,158.00-10にやや強い抵抗がありますが、158円台を割り込んで終えた場合は日足の形状が悪化して下値リスクがやや高くなります。さらに157.60-70,157.00-10の抵抗を全て下抜けて終えた場合は下値リスクが点灯、156.40-50,156.00-10,155.40-50の抵抗を全て下抜けるか156円を割り込んで終えた場合は、155.00±10銭の抵抗を切り崩しつつ一段のユーロ下落に繋がり易くなります。
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