【ユーロ円週間予想】短期は“ユーロ弱気”継続。165円台を回復すれば“ニュートラル”な状態に変化。
直近の日足は大陰線の出現となり、この足が163.30-40にあった日足の抵抗を下抜けており、新たな下落リスクが生じています。週初から下値トライの動きが強まると見られます。162.00±10銭に強い抵抗がありますが、これを下抜けて終えた場合は159~160円台にある一段と強い抵抗をトライする動きへ。逆に可能性がやや低いと見ますが165円台に実体を戻して引けた場合は、“ニュートラル”な状態に戻して166円台にある強い抵抗を再度トライする動きに繋がり易くなります。さらに、166.10-20,166.50-60の抵抗を上抜けて終えた場合は“強気”の流れに戻します。日足の上値抵抗は163.20-30,163.90-00,164.30-40,165.00-10に、下値抵抗は162.30-40,162.00±10銭、160.00-10,159.50-60にあります。21日、120日、200日移動平均線は164.62,164.86,164.91で収束中で、これらを下抜け始めており、新たな下落リスクが点灯中です。
一方直近の週足は、上ヒゲがやや長く実体の小さい陰線引けとなり続落して越週しています。上値トライに失敗した形となったことや、9月に付けた155.15を基点として下値を切り上げて来た短期的なサポートラインを先週足が下抜けており、短期トレンドが弱い状態にあることに変わりありませんが、2022年3月に付けた長期的なサポートラインが162.50-60に位置しており、これを終値ベースで守って越週していることから、週初の突っ込み売りにも注意が必要でしょう。一方で、上値も165.00-10,165.80-90に週足ベースで見た強い上値抵抗が出来ており、これらを全てクリアして166円台に実体を乗せて越週するまでは下値リスクが軽減されません。また、162円割れで越週した場合は、長期的なトレンドラインを下抜けて、155~157円方向への新たな下落リスクが生じます。
今週の週足ベースで見た上値抵抗は163.80-90,164.50-60,165.00-10,165.80-90に、下値抵抗は162.50-60,161.80~162.00,160.60-70,159.50-60、158.80-90にあります。31週移動平均線は165.37に位置しており、これを下抜けて下値リスクが点灯中です。また62週線は162.73に位置しており、終値ベースでは若干下抜けていますが、“ダマシ”の範囲内です。
今週の戦略は、ユーロ買いは下値リスクがやや高いので今週いっぱい様子見か162.00-10で軽く試し買い程度に。損切りは161.40で撤退です。売りは163.80-90で戻り売り。上値余地を164.30近辺まで見て置く必要があります。損切りは164.60で一旦撤退です。
上値は、163.20-30に軽い抵抗が、163.80-90,164.20-30,164.40-50に強い抵抗が出来ており、全てをクリアし切れない可能性が高いと見ていますが、これらを全て上抜け、さらに164.80-90,165.00-10の抵抗を上抜けて終えれば“ニュートラル”な状態に戻して再度166円超えトライへ。上値抵抗は165.50-60,166.10-20,166.50-60。下値は、162.30-40,162.00±10銭、161.80-90,161.60-70に強い抵抗が控えていますが、全て切り崩して終えた場合は、新たな下落リスクが生じて一段のユーロ下落に繋がり易くなります。下値抵抗は161.10-20,160.60-70,160.20-30,159.90-00,159.40-50,159.00±10銭。
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