ドル円、152円台で動意に欠ける展開…米大統領選挙を控え様子見ムード
欧米時間のドル/円予想レンジ:151.500-153.100円
東京市場のドル/円は、小幅高の展開。ゴトー日(5・10日)の仲値に向けた実需のドル買いや日本株高を背景に午後には一時152.54円前後まで強含みました。ただ、米大統領選を目前に控え、その後は伸び悩んでいます。
今夜から米大統領選挙の投票が始まり、日本時間明朝から各州で順次、開票作業が行われます。各種世論調査によると民主党候補のハリス氏と共和党候補のトランプ氏の支持率平均は拮抗しており歴史的な接戦となっています。市場ではトランプ氏が勝利した場合はドル高の反応が見込まれるとの声が多数です。一方、ハリス氏が勝利するとトランプトレードの巻き戻しによりドル安で反応するとの見方もあります。選挙結果を見極めたいとの思惑から今夜のドル/円は方向感の出にくい相場展開となりそうです。
ドル/円をテクニカル分析で見ると、足元では152円を挟んだレンジ相場となっています。200日移動平均線が位置する151.50円台が下値支持となり、10日線が上値抵抗として意識されています。
ドル円 日足チャート
この後の経済イベント
11/5(火)
22:30 カナダ9月貿易収支
22:30 米9月貿易収支
23:45 米10月サービス業PMI・改定値
24:00 米10月ISM非製造業景況指数
27:30 シュナーベルECB専務理事講演
30:45 NZ7-9月期就業者数増減
30:45 NZ7-9月期失業率
-----☆米大統領選挙、議会選挙投開票
11/6(水)
08:50 日銀金融政策決定会合議事録(9月19・20日分)
※☆は特に注目の材料
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宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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