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FX/為替「ドル/円一段高も 衆院選で円売り、米大統領選支持率でドル買い」 外為どっとコム トゥデイ 2024年10月28日号

外為どっとコム トゥデイ

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2024年10月28日8時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼25日(金)の為替相場
(1):三村財務官 米財務長官と会談
(2):IFO企業景況感 前回から上昇
(3):米耐久財受注 予想ほど悪化せず

▼25日(金)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:一段高の展開となってもおかしくない/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

25日(金)の為替相場

期間:25日(金)午前6時10分~26日(土)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):加藤財務相 米財務長官と会談

G20財務相・中銀総裁会議を終えた三村財務官が加藤財務相とイエレン米財務長官が会談を行い為替について議論したことを明かし「緊密な意思疎通を図ることで合意した」と発表。その上で「円相場でやや一方向の急速な動きがみられる」「投機的な動きも含めて緊張感を高めて注視している」と円安けん制発言を行った。

(2):IFO企業景況感 前回から上昇

独10月IFO企業景況感指数は86.5と前回(85.4)から上昇し、市場予想(85.6)も上回った。IFO経済研究所は「ドイツ経済は落ち込みにいったん歯止めをかけることができた」との見解を示した。同時に発表された欧州中銀(ECB)の9月調査による1年インフレ期待は+2.4%と前回(+2.7%)から低下。3年先のインフレ期待も+2.1%に低下した(前回+2.3%)。

(3):米耐久財受注 予想ほど悪化せず

米9月耐久財受注は前月比-0.8%と市場予想(-1.0%)ほどには減少しなかった。変動の大きい輸送用機器を除いた受注は前月比+0.4%(予想-0.1%)、設備投資の先行指標とされる国防・航空を除く資本財の受注は前月比+0.5%(予想+0.1%)だった。

25日(金)の株・債券・商品市場

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ドル/円 外為注文情報(FX板情報・オーダー状況)

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人気通貨ペア 本日の予想レンジ

ドル/円の見通し:一段高の展開となってもおかしくない

25日のドル/円は終値ベースで約0.3%上昇。151.45円前後へと小緩む場面もあったが、海外市場では米長期金利の上昇を背景にドル買いが優勢となり152.38円前後まで反発した。27日に投開票された衆議院選挙で自民・公明の与党は過半数の議席獲得には届かず、政権運営に不透明感が広がった。石破首相の進退や連立拡大交渉を巡る政治の混乱から日銀の追加利上げは来年以降に後ずれするとの観測も出ている。週明け28日のオセアニア市場ではドル/円が一時153円台に乗せるなど、円売りが優勢。また、先週末26日の時点で、米大統領選に関する世論調査の全米平均で共和党のトランプ候補が民主党のハリス候補を僅かに上回ったことがドル高要因として意識されている面もあるようだ。トランプ氏の掲げる減税や関税強化はインフレを助長すると見られており、同氏の支持率上昇は債券売り(金利上昇)につながりやすい。本日のドル/円は、円売り材料とドル買い材料が混在する中で一段高の展開となってもおかしくないだろう。なお、153円台から154円台にかけては目ぼしい上値ポイントがないことから、次に市場が意識するのは心理的節目の155.00円となりそうだ。

注目の経済指標:

特になし

注目のイベント:米債入札

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※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。

 
kanda.jpg 株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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