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【見通し】NY株見通しー今週は9月雇用統計などの経済指標に注目

今週のNY市場は米9月雇用統計に注目。

 先週はダウ平均が0.59%高、S&P500が0.62%高、ナスダック総合が0.95%高とそろって3週続伸した。米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ指標として注視する8月個人消費支出(PCE)価格指数の発表を週末金曜日に控えて積極的な取引が控えられる中、9月S&Pグローバル製造業PMI速報値や同月消費者信頼感指数の悪化を受けて景気後退(リセッション)懸念が強まったことが上値圧迫要因となった。

 しかしながら、前週の米連邦公開市場委員会(FOMC)での大幅利下げが引き続き好感されたほか、予想を上回る決算や強い見通しを発表したマイクロン・テクノロジーが急伸し、半導体株が軒並み上昇したことや、週後半に発表された新規失業保険申請件数などが強い結果となりソフトランディング期待が再び高まったこと、金曜日の8月PCE価格指数が予想を下回る伸びとなり、FRBによる追加利下げ期待が一段と高まったことが支援となった。

 ダウ平均は26日を除く4日間で取引時間中と終値の史上最高値を更新し、終値でも23、24、27日の3日間で過去最高値を更新した。S&P500もほぼ連日で取引時間中と終値の最高値を更新した。ナスダック総合も27日を除く4日間で上昇し、史上最高値まで3%未満に迫った。月初来ではダウ平均が1.80%高、S&P500が1.59%高、ナスダック総合が2.29%高となり、下落することが多い9月にダウ平均とS&P500が5カ月続伸ペース、ナスダック総合が2カ月続伸ペースとなった。

 今週は足もとの景気動向を巡り、週末金曜日に発表される米9月雇用統計が焦点となりそうだ。先週末の8月PCE価格指数が予想を下回る伸びとなり、インフレ鎮静化見通しが強まった一方、景気の先行きを巡っては労働市場の動向への注目が高まっている。9月雇用統計が弱い結果となればソフトランディング期待の後退が株式市場の重しとなることが警戒される。

 このほか、9月ISM製造業・非製造業PMI、8月JOLTS求人件数なども発表されるほか、パウエルFRB議長をはじめFRB高官の発言も多数予定されている。企業決算はカーニバル、マコーミック、ナイキ、コナグラ・ブランズなどS&P500採用の7銘柄が発表予定。

 今晩の米経済指標・イベントは9月シカゴ地区PMI、パウエルFRB議長講演など。企業決算は寄り前にカーニバルが発表予定。

(執筆:9月30日、14:00)

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ