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【見通し】5日香港株=軟調か、米雇用統計など控えて様子見ムード

5日の香港市場は軟調か。米国では5日にISM非製造業景況指数、6日に雇用統計がそれぞれ発表される予定で、様子見ムードが相場の重しとなりそうだ。ただ、ハンセン指数は前日に終値で8月21日以来2週間ぶりの安値を付けた後とあって、値ごろ感の出た銘柄を中心に買い戻す動きも期待できそうだ。

 一方、台風11号(ヤギ)は南シナ海を西北西に進んでおり、香港天文台は現地時間4日午後6時40分に「シグナル3」を発令しており、状況によっては5日午後4-7時に「シグナル8」に引き上げる可能性もあるとしている。「シグナル8」が発令された場合、香港証券取引所では15分後に取引が停止されることになっているが、午後3時45分以降は最後まで取引が継続される。

 4日のNY株式相場は高安まちまち。前日に8月5日以来の大幅安となったことで押し目買いが優勢となったが、金曜日の米8月雇用統計の発表を控えた様子見姿勢が上値の圧迫要因となった。独占禁止法上の問題で司法省が召喚状を送付したと報じられたエヌビディアが続落したこともハイテク株の重しとなった。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、HSBC(00005)やテンセント(00700)、アリババ集団(09988)が香港終値を上回って引けた半面、美団(03690)が下回って引けた。

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ