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ドル円午前の為替予想、タカ派理事が利下げ支持 FRBの金融政策への思惑から方向感が出にくい 2024/8/20


午前の為替予想は… タカ派理事が利下げ支持 FRBの金融政策への思惑から方向感が出にくい

作成日時 :2024年8月20日8時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部 中村勉

ドル円予想レンジ

145.600-147.600円

前日の振り返りとドル円予想

19日のドル/円は146円台半ばへと続落。「米労働省が21日に公表する年次改定で、過去の雇用統計を下方修正する」との見方が広がりドル売りに繋がった。また、本邦流通王手のセブン&アイ・ホールディングスに対するM&Aに絡んだ思惑的な円買いもあり、一時7日以来となる145.18円前後まで下落した。
本日も米連邦準備制度理事会(FRB)パウエル議長のジャクソンホール会議での講演を23日に控えて思惑的な動きが出やすいと見ている。先週末にはタカ派と見られていた複数の米地区連銀総裁が一部条件はあるものの9月の利下げを支持する姿勢を示した。FRBの利下げ期待が続けば、ドルは軟調に推移すると見られるが、昨日のように米長期金利の低下を好感して米株価指数が上昇するようなら円も弱含みで推移するだろう。結果的にドル/円相場は方向感を見出しにくい展開となりそうだ。

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nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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