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金(ゴールド)は下落。米CPIが米利下げを後押しするも織り込まれていた面あり(XAU/USD 市況と分析)2024/8/15

 

金

金(ゴールド)CFD(外為どっとコムの取引口座「CFDネクスト」の銘柄名:金スポット)について、昨日の振り返りと現在のポイントについて短時間で確認できるようまとめました。

※最新の金(ゴールド)レポートはコチラ

金(ゴールド)市場の値動き まとめ

8月14日、金相場は下落に転じました。ニューヨーク商品取引所の12月限の金先物価格は、前日比28.10ドル(1.12%)安の1オンス2479.70ドルで取引を終えました。

この動きの背景には複数の要因が影響しています:

1. 金融政策期待の変化:米国の大幅利下げ観測が後退したことが、利益確定売りを誘発しました。

2. 経済指標:
   - 米消費者物価指数(CPI)の発表でインフレ圧力の緩和が示されました。これは9月の利下げ観測を後押しする一方で、すでに市場に織り込まれていた面もあります。
   - 前日発表の生産者物価指数(PPI)も伸びの鈍化を示していました。

3. 為替市場:取引中にドル高に転じたことも、金価格の下落要因となりました。

4. 短期的な動き:利益確定の売りが進行しており、短期的な動きが市場を支配しています。

5. 長期的要因:年初来の堅調な推移、金融緩和期待、中央銀行による購入、地政学的リスク(中東情勢、ロシア・ウクライナ戦争)などは、依然として金価格を下支えする要因となっています。

今回の下落にもかかわらず、金価格は7月に記録した過去最高値から大きくは離れていません。市場参加者は、短期的な価格変動と長期的なファンダメンタルズのバランスを見極めながら、今後の経済指標や金融政策の動向、地政学的リスクの推移を注視していくことになりそうです。

最新の金(ゴールド)CFD 日足チャート

30分足チャート

金(ゴールド)30分足チャート

日足チャート

金(ゴールド)日足チャート

金(ゴールド)CFDについて、テクニカル分析では、単純移動平均線(10日)が横ばいになる中、価格は移動平均線の上に位置している。また、相場の過熱感をはかるRSIは、基準の50近くで推移している。
 ※リアルタイムの価格はこちらから確認できます。

 金スポット 株価指数・商品CFDチャート│はじめてのFXなら外為どっとコム

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金(ゴールド)の上昇・下落変動要因

上昇要因

インフレの期待:物価上昇の予測が強まると、金を価値保存手段として買う動きが強まる。
経済的不安定性:経済危機や金融市場の不安定時には、安全資産としての金への需要が高まる。
実質金利の低下:金利がインフレ率を下回ると、金への投資が魅力的になる。
通貨価値の低下:特に米ドルが弱まると、金価格は上昇する傾向がある。
地政学的緊張:紛争や政治的不安が高まると、リスク回避のため金への投資が増える。
中央銀行による購入:中央銀行が金を買い増すと、供給が減り価格が上昇する。

下落要因

インフレ率の安定または減少:物価上昇の懸念が和らぐと、金への投資需要が減少する。
経済的安定:経済が安定し、リスク資産への投資が増えると、金への需要が減る。
実質金利の上昇:金利がインフレ率を上回ると、金に対する魅力が減少する。
通貨価値の強化:特に米ドルが強まると、金価格は下落する傾向がある。
地政学的緊張の緩和:地政学的リスクが減少すると、金へのリスク回避需要が落ちる。
中央銀行による売却:中央銀行が金を市場に売り出すと、供給が増え価格が下がる。

 
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