NYタイムは、金融マーケット全体にとって最注目材料である米連邦公開市場委員会(FOMC)金融政策が発表となる。内容の受け止め方次第で大きく振れそうだ。
政策金利であるフェデラルファンドレート(FF金利)の誘導目標レンジ5.25-5.50%は据え置かれるとの見方。声明で「高止まりしている」とされていたインフレについて、「落ち着き始めてきた」など、物価高への懸念を後退させる内容の文言が織り込まるかどうかがポイントだろう。
そして会合後のパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の会見で、次回9月会合の利下げを示唆する発言があればドルの上値を抑制する材料となる。日銀の利上げと合わせ、ドル円を圧迫する要因となるだろう。
・想定レンジ上限
ドル円の上値めどは、5月3日安値151.86円。
・想定レンジ下限
ドル円の下値めどは、3月19日安値149.03円。
(関口)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
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