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ドル・円は底堅い値動きか、米インフレ高進なら162円台も

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欧米市場オープニングコメント

「ドル・円は底堅い値動きか、米インフレ高進なら162円台も」
 11日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。今晩発表の米消費者物価指数(CPI)でインフレ加速ならドル買い優勢となり、162円台に浮上の見通し。また、円売り地合いは継続し、ドルを押し上げる可能性があろう。
 パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は2日目の議会証言で、引き締め的な政策運営を維持する方針を表明。ただ、新味は乏しく長期金利の低下によりドル売りに振れユーロ・ドルは1.08ドル台を維持し、ドル・円は161円80銭台で上げ渋った。本日アジア市場は日経平均株価の連日の最高値更新で、リスク選好的な円売りが優勢に。ドル・円はドル買い縮小で失速したものの、円売りにより161円台半ばを維持した。この後の海外市場は米国のCPIが焦点。市場予想は総合が前年比で鈍化、前月比では上昇、コア指数は横ばいと予想され、上振れが警戒される。パウエル氏は議会証言で早期利下げに慎重なスタンスを示しており、インフレ高止まりなら引き締め的な金融政策の長期化を見込んだドル買いが入りやすい。ドル・円は162円台が視野に入り日本政府の為替介入が警戒されるものの、円売り地合いの継続でドルはサポートされそうだ。



通貨別分析

 

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