読む前にチェック!最新FX為替情報

読む前にチェック!
最新FX為替情報
CFD銘柄を追加!

スプレッド
始値比
  • H
  • L
FX/為替レート一覧 FX/為替チャート一覧 株価指数/商品CFDレート一覧 株価指数/商品CFDチャート一覧

ドル/円、160円台で軟調推移…この後の米6月雇用統計を警戒か(NY市場の見通し)2024/7/5

 

ドル/円、160円台で軟調推移…この後の米6月雇用統計を警戒か

東京市場のドル/円は、1週間ぶりに160円台半ばへと反落。序盤に161.40円前後で伸び悩むと、その後160.53円前後まで下落しました。下落の背景は定かではありませんが、米6月雇用統計を前にした持ち高調整のドル売り観測や日経平均株価の失速を受けた円買い観測が重しになったと見られます。

先日、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が「予想外の労働市場の軟化は行動(利下げ)のきっかけになり得る」と述べました。そのため、今夜の米6月雇用統計の結果に一層の注目が集まっています。市場予想は、非農業部門雇用者数19.0万人増、失業率4.0%となっています(前回:27.2万人増、4.0%)。仮に市場予想を下回る結果となれば早期利下げ観測が強まり160円割れも視野に入る一方で、予想を上回る結果だと再び162円を見据えた相場展開となりそうです。

ドル/円をテクニカル分析で見ると、162円を前に伸び悩むと160円台へ反落し10日移動平均線を割り込んでいます。RSIが70ラインを下抜けたことからも上値の重さが窺えます。ただ、上昇基調に変化はないため一時的な調整下落の可能性があります。とはいえ、159円台へ差し込んだ際は売り圧力が強まることも考えられ、20日線が位置する159円台前半が下値メドと見れそうです。

 

ドル円 日足チャート

この後の経済イベント

7/5(金)
18:40 ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁講演
21:30 カナダ6月新規雇用者数
21:30 カナダ6月失業率
21:30☆米6月非農業部門雇用者数
21:30☆米6月失業率
21:30☆米6月平均時給
26:15☆ラガルドECB総裁講演

7/7(日)
----- フランス総選挙、第2回投票

7/8(月)
08:30 日本5月毎月勤労統計
08:50 日本5月経常収支
08:50 日本5月貿易収支
※☆は特に注目の材料

経済指標・イベントの結果について

主要な経済指標・重要イベントの結果について、最新情報は外為どっとコムサイトの「経済指標カレンダー」で確認できます。

経済指標カレンダー

 

 
uehara.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
●免責事項
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。