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【見通し】株式明日の戦略-失速して13週線は超えられず、来週は海外の政局に気を揉む週に

21日の日経平均は4日ぶり反落。終値は36円安の38596円。

 日経平均の週足チャートを見ると、13週線(38643円、21日時点、以下同じ)に上値を抑えられている状態が長く続いている。きょうも高値が38795円までありながら、終値(38596円)ではこれを下回った。一方、下は26週線(37936円)のサポートが効いている。この2つの移動平均線が接近しており、早晩大きな動きが出てくる可能性がある。

 2022年後半以降では、26週線を割り込んだ後に下げが加速するパターンはあまりなく、5~6週程度で値を固めて戻している。一方で、26週線を支えに上方向に振れた際には、値幅が出ることも多い。不安定な相場環境が続いてはいるが、下げにはおびえず、動きが良くなってくれば素早くその流れに乗ってみるというスタンスが有効だろう。


【来週の見通し】
 一進一退か。月末で日米ともに経済指標の発表が多く、長期金利や為替の動向に神経質となるだろう。加えて、米国では27日にバイデン氏とトランプ氏による大統領選候補者のテレビ討論会が予定されているほか、フランスでは下院選挙の第1回投票が30日に予定されている。翌週の7月4日にはイギリスの総選挙が予定されており、海外の政局に気を揉む場面が増えてくると思われる。足元で米国株の基調が強いことは下支え要因となる。一方、フランス株が政局不安から調整色を強めるなど警戒材料もある。フランスの第1回投票結果を消化するのは翌週となるため強気にも弱気にも傾きづらく、週を通して方向感が定まらないと予想する。

【今週を振り返る】
 軟調となった。日経平均は週初の17日に700円を超える下落。前週末の植田日銀総裁会見から金融引き締めへの警戒が再燃したこと、欧州株が政局不安から大きく売られたことなどから、リスク回避姿勢が強まった。米国株にしっかりとした動きが見られたことから、18日から20日までは3日続伸。ただ、米国の休場もあって商いが盛り上がらない中、戻りは緩慢となった。金曜21日は序盤に強く買われる場面があったものの、失速してマイナス転換。3勝2敗も月曜の下げの度合いが大きく、週間では下落した。日経平均は週間では約218円の下落。週初に水準を切り下げてその後は持ち直したことから、週足では2週連続で陽線を形成した。

【来週の予定】
 国内では、日銀金融政策決定会合の主な意見(6/13~14開催分)、5月百貨店売上高(6/24)、5月企業サービス価格指数、20年国債入札(6/25)、配当・優待権利付き最終売買日(6/26)、5月商業動態統計、2年国債入札(6/27)、5月失業率、5月有効求人倍率、6月都区部消費者物価指数(CPI)、5月鉱工業生産(6/28)などがある。

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ