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ドル/円はRCIで買われ過ぎ!「円安反転」のきっかけ待ちの中、今夜は米CPIとFOMC 【ひろぴーの 実践!FXトレードストラテジー】

 

FXトレードストラテジー

個人投資家として活躍するひろぴー氏が、独自の最新マーケット分析を毎週公開します。現在のFXマーケットを取り巻く情報の整理をする際、また短期間の FXトレード戦略を考える際に、お役立てください。

作成日時:2024年6月12日14時
執筆:CXRエンジニアリング株式会社 代表取締役 ひろぴー

今夜はCPI、そしてFOMCと続きます。 
相変わらず米国のCPIは低迷しませんが、5月の経済指標は全体的に悪化傾向だったことから、CPIの低迷もそろそろ始まるかもしれません。 
先週金曜日の雇用統計は驚くほど強い結果となりドルが買われましたが、詳細を見てみるとパートタイムの雇用が大きく続伸しフルタイム雇用は減少傾向にあることがわかりました。 
移民系や低所得者層の失業率の悪化が目立っていた状況です。 
景気後退の狭間では、良い指標と悪い指標が交互に出てマーケットが一喜一憂しやすい局面でもあります。トレーダーとしてはかなり難しいフェーズであることは間違いありませんので口座残高やロットを抑えてトレードし、明らかなトレンド反転局面で資金を張れる準備をしておいた方が得策でしょう。 
今夜は正直出たとこ勝負だと思いますが、中長期的なトレンドは低下傾向ですので、CPIの低迷に期待をしたトレード前提にお話をします。 

ドル/円、年初から続く上昇トレンドラインはいつブレイクするのか?

出所:TradingView

まずはドル/円日足チャートです、年初からトレンドラインを破ることなく半年近くも上昇トレンドが続きました。 
この反転相場がいつやってくるか、見極める展開でしょうか? 
トレンドラインを下回ってきた場合、目先の安値が意識されるでしょう。 
5月につけた152.00円が日足・週足レベルでの大きなサポートラインですので、この水準を目指すのではないかと予想します。 
CPIの低下が目に見えてきますと、パウエル議長の発言もより強気なハト派になると考えます。 
もし仮にCPIが低迷した場合、夜中のFOMCは大注目となるでしょう。そして金曜日は日銀へとバトンタッチとなっていきます。 
RCI52(橙)は、3月から現在まで大きくダイバージェンス状態です。 
RCI的にはもうパンパンに買われすぎ状態が続いている状況ですので、あとはきっかけ待ちではないかと予想します。 

高金利維持はNZDだけか?

出所:TradingView

主要先進国通貨の中で、高金利維持を表明しているのはニュージーランドだけです。 
先日のRBNZでの予測では、利下げは来年の後半を見込んだレポートを発信しています。 
今夜のFOMC次第ではNZドル/米ドルのトレードに面白いことが起こるかもしれないと期待しています。 
2021年から続いた下落トレンドラインも5点止めを喰らっている最中です。結果次第では、ブレイク濃厚でしょうか? 
先週つけた高値は、上値をレジスタンスポイントとして意識されるでしょう。 
上抜けてくると反発に弾みがつきそうです。RCI52はミドルラインを抜けてきており、長期上昇を示唆してます。チャートを見てみると2023年のRCI52は、ミドルラインブレイク失敗に終わっています。 
今回の再トライは期待しても良いかもしれません。米国がハト派になるのも時間の問題と考えており、ニュージーランドと金融政策の方針が大きく変わってきます。長らく下落トレンドが続いておりましたが、目先0.65に向けて上昇トレンド開始の可能性があると考えます。 
個人的には今月より、中長期トレードにてNZドル/米ドルのロングを開始しており、今夜のCPI次第ではより強気のポジションを増やしていく予定です。 
ユーロとカナダ、スイスは今年すでに利下げをしました。ポンドも年内1-2回の利下げを織り込んでおり、今週の英国雇用統計の悪化も手伝って、ほぼ確実となってくるでしょう。米国もこれに追随を見せれば、オセアニア通貨一強の可能性も出てきます。 
特にロングする選択肢があまりにもなくなってくるので、NZドルは強含む可能性が高いと考えています。NZドル買い戦略に大穴予想を出しておきます。ご参考まで。 

【ひろぴー氏出演動画】

 
ひろぴー
FX&Cryptoトレーダー、業界ニックネームは「ひろぴー」。ラジオ日経パーソナリティ、FX会社や仮想通貨取引所のコラムニストとして活動の場は多岐に渡る。自らのトレーディングノウハウから、ユーザビリティの高いインターフェース総監督を担う。FX会社や金融プラットフォーム開発エンジニアリング企業、仮想通貨取引所へのコンサルティング業が主。 2019年7月より TradingView Japan の Marketing Director に就任。
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