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最新動画は【明快!テクニカルレビュー】で公開しています。
動画配信期間:2024/02/05~2024/05/05
大手銀行で為替・債券・スワップ市場のチーフディーラーとして活躍した経験を持つ百戦錬磨のプロトレーダー、井上義教氏が、毎週掲載される「FX ウィークリーテクニカルレポート」のレビューを明快に解説いたします!
目次
0:00 今回のダイジェスト
0:17 相場振り返り:米雇用統計が上振れ
1:39 ドル円分析:先高感の強い形
2:09 ユーロドル分析:ドル買いの方向
2:51 ユーロ円分析:戻りは高安の半分にも至っていない
3:00 ポンド円分析:戻り高値には距離が残っている
3:18 豪ドル円分析:買うという選択にはなりにくい
3:47 対ドル相場分析:ドルを買うイメージ
4:48 トレード戦略:ドル円の買いが良さそう
5:26 トルコと日本の金融政策が似ている
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要約
相場振り返り:米雇用統計が上振れ
米雇用統計の発表があり、あんなに上振れするものなのかというぐらいの印象を与える数字が出ました。おそらくドルが買われるんだろうなという風には思ったんですが、引けてみたら、やっぱりドルが買われたなと。
ドル円分析:先高感の強い形
ドル円日足では一気に戻して終わり値ベースで23日の高値を超えて引けているということで、形状的には先高感の強い形になっています。
【ドル/円(USD/JPY) 日足チャート】※2024年2月4日18:45頃
最新の為替チャート|ドル/円(USDJPY)|日足」はこちら
実体線が3本の移動平均線を突っ切って下から上に行っているわけですし。どちらかというと週初からやや弱含みで、木曜日にかけて週間の安値をつけて、売り方がこっからだぞといったところで大きな陽線が出現しましたので、まあまあ強い形。
ユーロドル分析:ドル買いの方向
ユーロドルを見ても、先週の週初は小動きだったんですけど、水曜木曜あたりから上値を超え、下値を下回りみたいな形で、拡散型のチャート形成になりました。金曜日はさらに右往左往しました。週間の高値を超えてから陰線が出現して、安く引けたということで、これも下向き。すなわちドル買いの方向という感じになると思うんですね。
【ユーロ/ドル(EUR/USD) 日足チャート】※2024年2月4日18:45頃
最新の為替チャート|ユーロ/ドル(EURUSD)|日足」はこちら
今後の流れにトレンド的な勢いを与えるかどうかってのは、もちろん後になってみないと分かりませんけど、やはりドルを買うというストラテジーを組まざるを得ないのではないかなという風には思うんですね
ユーロ円分析:戻りは高安の半分にも至っていない
対円でドル円が円安方向に向かいましたので、釣られてユーロ円も陽線なんですが、ユーロ円の戻りは高安の半分にも至っていないです。
【ユーロ/円(EUR/JPY) 日足チャート】※2024年2月4日18:45頃
最新の為替チャート|ユーロ/円(EURJPY)|日足」はこちら
中期長期の移動平均線はゴールデンクロスしていますので、その点ではドル円よりもユーロ円の方がっていう風な話なんですけど、個人的にはユーロ円よりもドル円の方がチャート的には買いやすいかなっていう状況ではないかなと見ています。
ポンド円分析:戻り高値には距離が残っている
ポンド円は戻してるとはいえ、木曜日の下が長かったのでユーロ円よりも戻したかな、ぐらいのイメージです。
【ポンド/円(GBP/JPY) 日足チャート】※2024年2月4日18:45頃
最新の為替チャート|ポンド/円(GBPJPY)|日足」はこちら
何を言いたいかと言うと、この1月中旬以降の戻り高値にはまだまだ全然距離が残っているという感じなんですね。
豪ドル円分析:買うという選択にはなりにくい
豪ドル円に至っては、水木の下落が大きかったので、金曜日は陽線が出ましたけど、これで買うという選択にはなりにくいですね。実体線の居場所が3本の移動平均線のまだ下側に位置しています。
【豪ドル/円(AUD/JPY) 日足チャート】※2024年2月4日18:45頃
最新の為替チャート|豪ドル/円(AUDJPY)|日足」はこちら
対ドル分析:ドルを買うイメージ
ユーロドルも安く引けてますので、ユーロを売るんじゃなくてドルを買うようなイメージでユーロドルを売る。
【ユーロ/ドル(EUR/USD) 日足チャート】※2024年2月4日18:45頃
最新の為替チャート|ユーロ/ドル(EURUSD)|日足」はこちら
ポンドドルも同様なんですけど、比較的レンジを保ちながら先週金曜日は高いところを1度見せながら安く引けたということで、ポンドドルを売りから入るのもあり。
【ポンド/ドル(GBP/USD) 日足チャート】※2024年2月4日18:45頃
最新の為替チャート|ポンド/ドル(GBPUSD)|日足」はこちら
豪ドル米ドルは、ドルが強くて豪ドルがモチモチしているということで、安く引けているという感じ。チャート的には売れるチャートだと思いますし、短期と長期の移動平線がデッドクロスして3本の移動平線の下側に潜り込んでいますし、終値ベースで見たら11月下旬以来の水準まできています。
【豪ドル/米ドル(AUD/USD) 日足チャート】※2024年2月4日18:45頃
最新の為替チャート|豪ドル/米ドル(AUDUSD)|日足」はこちら
トレード戦略:「ドル買い」で良さそう
ドルを買うということでいいんじゃないかなと思います。個人的にはドル円の買いか、あるいはユーロドル・ポンドドル・豪ドル米ドルの売り。この4つが対ドルでドルを買うトレードになるわけですが、個人的にはドル円の買いがいいのかなという気がしています。ファンダメンタルズ的に円を買うっていうのが、果たしてどうなのかっていうのはずっと個人的に思っています。ドルを買うのは米雇用統計の数字から導かれますし、円は買いにくいということであれば、ドル円を買うということでいいのではないかなと思います。
「FX ウィークリーテクニカルレポート」
https://www.gaitame.com/media/entry/2024/02/05/085217
株式会社チャートリーディング 代表取締役 昭和39年東京都生まれ。 昭和63年大阪大学経済学部卒業、同年大和銀行入行、平成3年よりロンドンの証券現法にてディーリング業務に従事。 平成15年に退社するまで為替・債券・スワップ市場を歴任、チーフディーラーとしてチームを統括。 平成28年 株式会社チャートリーディング設立とともに代表取締役に就任。
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