![](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/navimedia/20230712/20230712110527.png)
金利上昇を嫌気してダウ平均は序盤には下げる場面もあった。しかし、決算が好感されたメタ・プラットフォームズとアマゾン・ドット・コムが急騰したことでリスク選好ムードが強まり、ほどなくプラス転換。切り返した後の動きは強く、3桁の上昇で終了した。ドル円は足元148円60銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて290円高の36410円、ドル建てが320円高の36440円で取引を終えた。
メタとアマゾンが決算で買われるであろうことは、東京市場では先週のうちに織り込んでいる。しかし、強い雇用統計を受けて長期金利が大きく上昇したにもかかわらず、米国株に強い動きが見られたことは安心材料。米金利上昇を受けてドル円が円安(ドル高)に振れている点は日本株には追い風となる。CME225先物も大幅上昇スタートを示唆している。好地合いの中で個別物色も一段と活況になると思われ、高く始まった後も上を試す流れが続くと予想する。日経平均の予想レンジは36250円-36650円。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ