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このように、どちらサイドにも振れやすい状況下でのドル円は、本日は米国の経済指標等の結果次第で動意づく米金利市場に連れた値動きになることが予想される。本日は米国から複数の雇用指標(1月米企業の人員削減数、10-12月期米単位労働コスト・速報値、同期非農業部門労働生産性・速報値、週間の新規失業保険申請件数及び失業保険継続受給者数など)が発表されるが、明日の雇用統計の発表を控え雇用指標では大きなトレンドを作るのは難しいか。むしろ、その後に発表予定の1月米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景気指数への反応が敏感になりそうだ。前月発表された12月分では、市場予想の47.1を上回る47.4となった。1月は47.0に低下するとの予想になっているが、予想と結果に乖離があった場合には、ドル円は素直に追随する動きを見せることになりそうだ。
・想定レンジ上限
ドル円は、昨日パウエルFRB議長の会見後の高値147.44円。
・想定レンジ下限
ドル円の日足一目均衡表・雲の上限146.08円。その下は1月16日安値145.59円。
(松井)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ