東京市場オープニングコメント
「ドル・円は主に147円台で推移か、米長期金利上昇で円買い縮小の可能性」
16日のドル・円は、東京市場では145円59銭から146円27銭まで上昇。欧米市場では146円01銭まで売られた後、147円31銭まで上昇し、147円20銭で取引終了。本日17日のドル・円は主に147円台で推移か。米長期金利の上昇を受けてリスク回避的なドル売り・円買いは縮小する可能性がある。
報道によると、米連邦準備理事会(FRB)のウォラー理事は、「インフレ目標の達成は射程圏内にあるが、インフレ率の低下が持続すると明確になるまで利下げを急ぐべきでない」との見方を伝えた。この発言を受けて米国債利回りは上昇。同理事は米ブルッキングス研究所向けの講演で「ここ数カ月の経済指標で、連邦公開市場委員会(FOMC)が年内に利下げを検討することが可能になっているが、インフレが再燃したりするリスクがなくなるまで政策変更は慎重に調整されるべきだ」と指摘した。市場参加者の間からは「3月利下げの可能性は一段と低下したが、5月に利下げが開始される見通しであることに変わりない」との声が聞かれているが、一部の参加者は「今後発表される雇用やインフレ関連の指標次第で米政策金利見通しが大幅に変化する状況が続く」と指摘している。
《午前8時現在》 ドル・円: 146.60円-147.60円 146円台半ば近辺でドル買い興味
ユーロ・円: 159.50円-160.50円 159円台半ば近辺でユーロ買い興味
豪ドル・円: 96.30円-97.50円 96円台前半で豪ドル買い興味
通貨別分析
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