「ドル/円」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。
執筆:外為どっとコム総合研究所 宇栄原 宗平
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目次
今日のドル円 トレードシナリオ
テクニカル分析で環境認識
①日足:高値切下げ下落優位・・・先週半ばから149.60円付近が上値抵抗となる中で、10日移動平均線に上値を抑えられると反落。一時148円を割り込む展開となりました。執筆時点で現値が10・20・80日線を下回りRSIが50ライン下で下落しており、売り圧力が強まっていることが分かります。148円を割り込んだ状態で翌日を迎えた際は下値模索の展開となりそうです。
ドル/円 日足チャート
トレード方針:戻り売り方針
②相場展開の予想・・・前日の下落により高値(山)を切り下げたことで下落しやすい形状となりました。そのため、売り目線に優位性があると考えられます。
③トレードタイミング・・・戻り売りポイントは、148.40‐60円、149.00‐20円と見ます。また、148円を割り込んだ後に同水準が上値抵抗となるようだと売り場になる可能性があります。
ドル/円 60分足 ネオチャート(図1)
ドル/円 外為注文情報(図2)
https://www.gaitame.com/markets/order/
注目経済指標・イベント
④ポイント解説・・・ 今夜のドル/円は、米長期金利の動向を睨んだ相場展開となりそうです。NY市場では複数の米連邦準備制度理事会(FRB)高官の講演が予定されています。市場による早期利下げ転換への思惑に対してけん制するようだとドル/円の持ち直しにつながる可能性があります。また、米11月消費者信頼感指数や米7年債入札にも注目です。
11/28(火)
16:45 仏11月消費者信頼感指数
17:00 ナーゲル独連銀総裁講演
23:00 米9月FHFA住宅価格指数
23:00 米9月ケース・シラー住宅価格指数
24:00☆米11月消費者信頼感指数
24:00 米11月リッチモンド連銀製造業指数
24:00 グールズビー米シカゴ連銀総裁講演
24:00 ウォラーFRB理事講演
24:45 ボウマンFRB理事講演
25:00☆ラガルドECB総裁講演
26:00 ハスケル英MPC委員講演
27:00☆米7年債入札(390億ドル)
27:05 バーFRB副議長講演
27:30 レーンECB専務理事講演
29:30 バーFRB理事講演
11/29(水)
09:30☆豪10月消費者物価指数
※☆は特に注目の材料
経済指標・イベントの結果について
主要な経済指標・重要イベントの結果について、最新情報は外為どっとコムサイトの「経済指標カレンダー」で確認できます。
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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