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ドル・円は底堅い値動きか、米引き締め継続期待は後退も根強いドル買い

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欧米市場オープニングコメント

「ドル・円は底堅い値動きか、米引き締め継続期待は後退も根強いドル買い」
 2日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。米連邦公開市場委員会(FOMC)での政策決定は想定内となり、引き締め期待のドル買いは後退。また、日本の為替介入は警戒されるが、ドルは150円台で買戻しが見込まれる。
 米連邦準備制度理事会(FRB)はFOMCでの討議を踏まえ、政策金利の据え置きを決定。また、パウエルFRB議長は想定ほどタカ派的な姿勢でなかったほか、政府の国債発行計画により長期金利は大きく下げドル売り地合いに。ユーロ・ドルは1.0510ドル台から1.06ドル台に強含み、ドル・円は151円20銭台から150円半ばに下げた。本日アジア市場はおおむねその流れを踏襲し、ドル・円は150円台前半まで弱含んだ。この後の海外市場はFOMCを消化する展開。パウエル氏はインフレ率を目標水準に低下させる姿勢を堅持しながらも、一定の利上げ効果を認め今後の経済指標に応じ政策を決定する従来方針を強調した。今晩も長期金利が低下すればドル売り基調の見通し。一方、明日の米雇用統計を控え過度なドル売りは想定しにくい。また、日本の円安けん制の効果は維持されるが、150円台は介入見送りの安心感からドル買いは継続しそうだ。



通貨別分析

 

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