リスク警戒後退で、メキシコペソ主導の買い、アルゼンチンは物価統計を嫌気=メキシコペソ
14日の中南米通貨は基本的にはしっかり。米CPIが予想通りとなり、また、警戒感から売りが出ていたSVB破綻問題も、金融システム不安につながるようなことにはならないとの思惑が広がる中で、中南米通貨高となった。
SVB問題で影響を強く受けたメキシコペソが対ドルで買われており、中南米通貨全体の買いを主導。ドルペソはロンドン市場での19.15ペソ台から18.55ペソ台までのドル安ペソ高となった。今年一番大きなペソ高。ブラジルレアル、チリペソなど中南米通貨全般の買いが目立つ中で、売りが出ているのはアルゼンチンペソ。CPIが前月比で+6.6%、前年比で102.5%と1990年代のハイパーインフレ時代以来の上昇。
(配信:みんかぶFx 2023/3/15(水) 7:08)
ドル人民元は落ち着いた動き=中国人民元
月曜日に2月15日以来のドル安元高圏となる6.83台を付けたドル人民元は、昨日安値からの買い戻しが見られ6.88台を付けた。今日も6.88を挟んでの推移と動きが落ち着いている。リスク警戒の動きが後退。ただドルを買い上げる材料も見られず。11時発表の年初来小売売上高と鉱工業生産は予想からそれほど乖離せず反応は限定的。春節の関係で1月と2月の生産活動が年によって大きく異なるため、指標はいつもの月次ではなく年初来で出ている。
対円では19円50銭前後での推移。
USDCNY 6.8773 CNYJPY 19.504
(配信:みんかぶFx 2023/3/15(水) 11:28)
原油安もNOKはしっかり
原油安の動きが進んでいるがドルクローネは10.52前後でのしっかり。SVBがらみで政府系ファンドのエクスポージャーを意識する動きが一部で見られたが、売りは限定的。
対円ではドル円が下げた局面での12円40銭近くから12円70銭台での推移へ上昇。
NOKJPY 12.75
(配信:みんかぶFx 2023/3/15(水) 11:30)
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