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「FX初心者はドル/円一択!」FX脱初心者塾vol.2 今井 雅人氏&小俣凪子研究員 2023/2/1【ダイジェスト】

FX初心者にオススメの通貨ペアはドル/円一択!

動画配信期間

2023/2/1~

概要

大手邦銀で永くチーフディーラーを務め、新人ディーラーの育成にも従事した今井雅人氏と、外為どっとコム総研の小俣凪子研究員が登場。
昨年11月に開催し、好評だったセミナーの第二弾です。
FXトレードを開始するために覚えて欲しい基礎知識をプロが集中解説!
「何から勉強したらいいのか、よく分からない」とお困りのFX初心者さんにも無理なく受講できるセミナーです!

ダイジェスト

■第13回 ニュースを見る習慣をつける

(01:14頃から)

13回目は相場の値動きに関する情報の取り方について、お話を伺いました。朝、寝ている間のことをダイジェストで見て昨日起きたことを踏まえて今日の見通しを見る。そして今日の予定を見る、ということでした。私は総研へ来て2年になりますが、一番大事だなと思っています。ニュースを見ることを習慣づける、これを行うことで経済指標の流れがわかります。どういう結果になりそうで、どんな結果だったらドル/円は上がるのでは、もしくは下がるのでは、ということが何となく掴めてくると思います。

世の中にはたくさんコンテンツがありますので一概にこれがおすすめとすることはできないんですけれども、人によって合う合わないというものがあると思います。最初のうちは様々なものを見て、『これ』というものを決めていただければと思います。私たちですね外為どっとコム総研がレポートをたくさん載せているんですけれども、その中の一つ『外為どっとコム トゥデイ』というものも候補の一つに入れていただきたいと思います。

ここでですね、『外為トゥデイ』について解説をしたいと思います。こちらがマネ育チャンネルというものになるんですけれども、こちらに外為どっとコム総研はレポートをたくさん載せています。外為トゥデイは、朝に更新されているものなので、(この画面の中では)ちょっと下の方にあります。こちらは前営業日の朝9時から10時ぐらいに更新されているものとなっています。タイトルでどういったレポートかがわかりまして、下に行きますと前日のチャートが載ってます。その中に吹き出しがありまして、そこで何があったのかが下に書いてあるレポートとなっています。続いてこちら、株価や債券の終値が載っています。続いてこちら外為注文情報では、外為どっとコムのお客様がどこに指値を置いているかというものが示されています。続いて本日の予想レンジや、ドル円の見通し、さらには今日の注目の経済指標やイベントが載っており、今井さんから教えていただいたことがこの1つのレポートで完結できるようなものとなっています。

人によって合う合わないというものあるかと思いますがぜひ候補に入れていただければと思います。今井さん、この『外為どっとコム トゥデイ』でどうですか?

(今井氏)いろんなものを全部載ってるので、これ見ればだいたいカバーしてますね。僕がとにかく一番皆さんにやってもらいたいことは、前の日の動きがなぜそうなったか、例えばドルが上がったとか下がったという値動きだけではなく、なぜ上がったのが下がったのかの原因や理由ですね。それはちゃんと確認しておいてもらいたいんですね。

というのは、そうやって毎日毎日見ていると、「あ、そういうことでこういうふうに動くんだな」っていうことがわかるじゃないですか。毎日見ていると、だいたいその為替相場って「じゃあ、こういうことで動くんだね」っていうのがわかるようになります。ある日1日だけを見てもダメなんですよ。毎日、前の日に起きたできことについて、日本時間もそうなんですけど海外時間でのできごと(たとえば、アメリカの経済指標など)に反応したりすることが結構多いので、そこはまず確認してもらいたいんですよ。これをずっと続けないと、自分の積み上げている経験値が上がっていかないので、そうしないと、「どういうことが起きた時どうなるのか」っていうことがわかんないじゃないですか。

それを少なくとも毎日、市場はどう動いたかを確認していただきたいです。たとえば、中国のpmiはどうだったっていうのはもちろん大事なんですけど、それでその相場が動いた理由ですねこれをやっぱりちゃんと掴んでいくよう毎日チェックする。だいたい1ヶ月見てれば毎月同じようなサイクルで指標って出てくるし、その翌月も同じようなサイクルになってるわけであって、それがわかってきますから、この習慣は最低限やってほしい。

それに加えて、今日の経済指標やイベントは何があるのって話ですね。この2つはもうマストですよ。どうやって動くんだろうっていうことを感覚をつかむことが大事なので、それはもう本当に最初のうちからよくやってもらいたいと思いますし、僕も今でも必ず毎日朝30分が1時間はそういうことやってますから。

■第24回 損をすることは大前提

(35:00頃から)
では資料戻りまして第24回目です。こちらでは損することは大前提ということで教えていただきました。投資をするにあたって損をすることもあるということは大前提、損をするということを当たり前にすることで損切りができるようになる、ということでした。

また、損をするのは怖いなやめようかなと思ってしまう場合、その気持ちの切り替えが大切です。100%勝っているなんて人はほとんどいない、ということを教えていただきました。確かにネットの話や人から話を聞いていると、投資は儲かるとか何パーセント利益がつく、と損をする話を吹っ飛ばしちゃうということもあると思います。

大事なのは例えば5%のリターンが見込める場合、5%ないしは5%以上のリスクも同時にそこに存在するということです。例えばたまたま1万円プラスの結果となったとしても、もし逆の動きをしていたら1万円マイナスだったということです。損をする可能性があるということは頭に入れておきましょう。今井さんって大損したこととかあるんですか?

(今井氏)思い出したくない過去がいっぱいありますけど、これ本当に大事なことで、投資は損をするということを受け入れられない人は、やめてください。やらないでください。結構強い口調です。結局そういう人達って一つ一つ取引で全部儲けようとするわけですよ。今言っている通り、儲けるチャンスがあるとか損するチャンスがあるって事ですけど、損が出た時にずーっと引きずるわけですよね。1回の取引の時、それでその1回の取引でもう致命的なぐらい損しちゃってもうお金なくなっちゃったみたいななるじゃないですか。これが最も最悪、最もやっちゃいけないことです。

10回やってそのうち何回か損するわけですよ、でも10回やって損をしたり儲かったり損したり儲かったりしていって合計してみたらプラスだったという状況っていうのが、投資なんですね。僕でも結構取引しますけど、全部利益出てるなんてことはないんで、やっぱり損も受け入れながら「ここはやっぱり1回撤退」「ここは次もう1回行こう」みたいなバランスをとっていかなきゃいけないので、損をした時に「このあとこんだけ戻ればゼロになるのにな」っていう風に思ってロスカットできないっていう人は、やっちゃダメです。本当にやめてください。

損切りができることが、まず大前提ですね。ここはちょっと強調して2つのことを言いたいと思います。

一つはですね、よくワールドカップのサッカーの選手もそう言ってたし野球選手イチローなんかもよく言ってましたけども、あと将棋の藤井聡太さんと羽生さんとかもよく言うことですけど、準備って大事なんですよ。準備っていうのは2つあって、一つは心の準備ですね。損をした時にちゃんとロスカットできますっていう、心の準備。実際にそういうことが起きた時には固まっちゃってる動けない、ってならないように、心の準備をしておく。
もう一つは、ある程度「こうなったらこうしよう」っていうことを始める前に少しイメージしておくってことですよね。イメージしておくと実際に起きた時に違うこと起きちゃったら、ちょっとこれダメとかそういうその始める前の準備って大事で、なんとなく始めちゃったみたいないうことをやらないってことがまずとっても大事です。

もう一つは勝率と収支ですね。例えば10回やったとしましょうで9回分9回は全部ちょっとずつちょっとずつ利益出ました、で最後に1回勝つと10連勝だと思ってやったら、グーッと損が出始めた。こらえ続け、気がついたらその9回でちょっとずつ積み上げた利益をいっぱいパーンと全部1回分で飛ばしちゃった。これって勝率は9割なんですよ9勝1敗なんですね。ところが利益は出ていないあるいはマイナスになってるこういうことが結構起きるんですね。もちろん勝率っていうのは大事なんですけど、勝率を高くする前提にはやっぱり負けた時の損が儲かった時の利益よりものすごく大きくなってしまうっていうことを防いでおかなきゃいけないんですよ。

例えば儲けるもう時も損した時も全部1万円ずつだったりするじゃないですか。そうしたら6回儲かって4回損したら2万円残るんですよ。7回勝って3回負けたら4万円残るんですよ。全部両方が1万円ずつだとしたら、ですよ。本当は一つはそういうことを目指していくってことですね。勝率をまあ6割か7割ぐらいまでなんとか持ってくるように頑張って、その代わり儲かるのと損するのとだいたい同じ、あるいは本当は理想は損した金額の少なくなって1回で儲ける金額が大きい方が理想なんですけど、まあなかなかそんなうまくいかないので、仮に同じぐらいですという風にしたとしても勝率を上げていくっていう方法はあるし、逆に損を損をちっちゃい損を繰り返して2勝8杯で8回負けました」って言ってその2回の分で大きいのでドーンとか取り返せるっていうやり方もあるんですよ。経験値が上がってくるとそういうふうにも儲ける人結構いるんです。ちょこちょこ負けて大相場でドーンと買って最終的にそっちの利益が残ってあと残るっていうやり方はあるんですけど、これはやっぱりその初心者がやるやり方じゃないんで、上級者だったらそういう人いますけど。儲ける人はそういうタイプの人結構多いんですけどでもそれは真似しちゃダメです。自分の経験じゃこの2つですね。

やっぱり損のところで一発で大きく損しない、そのためには準備が必要で、損を受け入れるということをちゃんと頭に入れて(売買に)入る。これはもう、マストです。本当にここができなかったら、市場にお金を全部ばらまいで終わります。で、それは避けたいです。そうすることは大前提、頭に入れておきましょう。

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株式会社マットキャピタルマネージメント 代表取締役
今井雅人
1962年生まれ、岐阜県下呂市出身。上智大学卒業後、1985年に三和銀行入行、1987年よりディーリングの世界に入る。1989年から5年間シカゴに赴任、その間多くの著名トレーダーと出会う。日本に戻ってからは為替部門に従事。2004年3月までUFJ銀行の為替部門の統括次長兼チーフディーラーを勤めていたが、同年4月に独立。内外の投資家にも太いパイプを持ち、業界を代表するトレーダーとして活躍するが、2009年8月第45回衆議院選挙に立候補し、初当選。現在は、経済アナリスト活動など多忙な毎日を送る。元東京外為市場委員会委員、東京フォレックスクラブ理事歴任。株式会社マットキャピタルマネージメント代表取締役。
omata.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
小俣 凪子(おまた・なぎこ)
大学卒業後、約2年メガバンクで勤務し個人営業で投資信託や保険販売等を行う。 2021年3月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 銀行勤務時代に得た接客スキルを活かしながら、X(Twitter)やYouTubeなどSNSで個人投資家に寄り添った情報発信を精力的に行っている。元邦銀ディーラー今井雅人氏と共に「FX脱初心者塾」(動画シリーズ)を担当。
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