読む前にチェック!最新FX為替情報

読む前にチェック!
最新FX為替情報
CFD銘柄を追加!

スプレッド
始値比
  • H
  • L
FX/為替レート一覧 FX/為替チャート一覧 株価指数/商品CFDレート一覧 株価指数/商品CFDチャート一覧

FX/為替「米NFPは予想を上回るも、時間給の伸び鈍化に米ドル売り反応」米国雇用統計のふりかえり 2023年1月号 By 外為どっとコム総研

米雇用統計ふりかえり

執筆日時:2023年1月10日13時30分
執筆者  :株式会社外為どっとコム総合研究所 小野 直人

USDJPY15分チャート
※チャート:ドル/円-15分足
 外為どっとコム「ネオチャート

米NFPは予想を上回るも、時間給の伸び鈍化に米ドル売り反応

1月6日、米労働省が発表した12月の非農業部門雇用者数(NFP)は22.3万人増と、11月の25.6万人(26.3万人から修正)を下回りました。また、失業率は3.5%(11月は3.6%: 3.7%から修正)へ改善し、時間給は前月比で0.3%(11月は0.4%:0.6%から修正)と伸びが鈍化しました。ヘルスケア、レジャーが好調だった一方で、人材派遣業が減少し伸びを抑えました。雇用者数の伸びは労働市場のひっ迫がまだ残っていることを示した一方、賃金の伸びが抑制されつつある点でインフレのピークアウト期待を強める結果と言えそうです。

市場では、リセッションへの懸念を緩和させつつ、FRBに利上げペースを減速させる余地を与える結果との受け止め方が優勢でした。CMEのFedWatchツールにおける2月1日会合での0.25%利上げ織り込み度は、9日現在で78.7%と0.5%利上げを大きく上回っています。

134.35-40円付近で推移していた米ドル/円は、結果を受けて133.20円台まで売りが先行しました。その後、134.10円付近まで戻す場面は見られたものの、3.56%まで低下した米長期金利の動向が重しとなり、131.993円まで下げ幅を拡大しました。また、ダウ工業株30種平均は700.53ドル高い33630.61ドルで取引を終えました。

関連記事
米雇用統計の予想と戦略(先行記事へのリンク)

 
●免責事項
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。