FX/為替「ドル円、24年ぶり高値138円台が視野に」外為トゥデイ 2022年7月12日号

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外為トゥデイ

主要通貨ペア（ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円）について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時　：2022年7月12日9時30分
執筆・監修：株式会社外為どっとコム総合研究所　調査部長　神田卓也

11日（月）の為替相場

期間：11日（月）午前7時00分～12日（火）午前5時55分　※チャートは30分足（日本時間表示）　出所：外為どっとコム

（１）：日銀総裁発言ドル円137円台に乗せる

黒田日銀総裁は支店長会議で「消費者物価は日銀の目標である2％程度で当面推移すると見られる」との認識を示した上で「必要があれば躊躇なく追加緩和を行う」と改めて緩和を継続していく姿勢をみせた。市場では円売りが加速しドル円は、6月29日の高値を上抜け137円台乗せとなった。

（２）：ロシア・ドイツ間天然ガス供給不安高まる

ドイツとロシアをつなぐ天然ガスのパイプライン「ノルドストリーム」はこの日定期点検のため供給が停止された。毎年行われているものの、市場では経済制裁などを理由にロシア側が検査終了の21日以降も供給を停止する恐れがあるとの警戒が広がった。ドイツ経済省報道官は「ドイツのガス事情は深刻だが、今のところ安定的な供給は保証されている」としつつも「ロシアがどう動くか予測するのは難しい」と述べた。

（３）：ドル円約24年振り高値水準へ

日銀が緩和的姿勢を継続するとの思惑が改めて意識され、円売りが優勢となった。また、欧州の経済減速への懸念により、対ユーロでの米ドル買いが強まった。これらを受け、ドル/円は約24年振りとなる137.75円前後まで上値を拡大した。

（４）：カンザスシティ連銀総裁利上げについての見解

ジョージ米カンザスシティ連銀総裁は「金利の急激な変化は、経済に緊張をもたらす可能性がある」と発言。「利上げペースは経済と金融市場の状態で慎重にバランスを取る必要がある」とした。ジョージ総裁は6月の米連邦公開市場委員会（FOMC）で75bp（0.75％ポイント）の利上げに反対していた。その後、米10年債利回りは3.00％台を割り込み低下。それにつれ、ドル/円も弱含んだ。

11日（月）の株・債券・商品市場

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本日の見通し

7/22予想レンジ

ドル/円の見通し：

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注目の経済指標

7/12注目の経済指標

注目のイベント

22/7/12注目のイベント ※時間は日本時間での表示になります。
※「注目の経済指標」「注目のイベント」は注目度が高い順に「◎」「○」「無印」で表示しております。
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