FX 南アフリカランドのスワップポイントと見通し
スワップポイント 円 ※買ポジション10万通貨あたり
南アフリカランドのスワップポイントを比較
他の高金利通貨との比較
南アフリカランド/円 |
メキシコペソ/円 |
トルコリラ/円 |
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買いレート | 8.289円 | 7.347円 | 4.327円 |
1日のスワップポイント | 170円 | 230円 | 520円※2 |
保証金 | 400円 | 400円 | 200円 |
2024年12月2日時点
- 「スワップポイント最大30%増額キャンペーン」(対象期間:2024年12月2日(月)午前7時00分~2024年12月28日(土)午前6時55分)におけるスワップポイント上乗せ金額(所定の平均値集計期間における対象通貨ペア「トルコリラ/円」・「ユーロ/トルコリラ」受取スワップポイント平均値の30%相当、「米ドル/トルコリラ」同平均値の10%相当)、および当該上乗せ金額を記載営業日時点での対象通貨ペアの受取スワップポイント実績値に加算した金額です。当該キャンペーンにエントリーされたお客様が対象期間中に新規建てされた対象通貨ペアの所定の売買区分のポジションに限り、上乗せ金額の加算対象となります。
- 買いレート
- 1通貨を買いポジションで持つ際の価格。
- 1日のスワップポイント
- 100Lot(10万通貨)買いポジションを持った際、次の日に貰えるお金。
- 取引保証金
- 1lot(1,000通貨)のポジションを持つ際に最低限必要なお金。(取引保証金=買いレート×1000通貨÷25)
※ロシアルーブル/円に限り、1lot(10,000通貨)でのお取引になります。
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南アフリカランド/円
※「らくらくFX積立」買いポジション10万通貨あたり
- 外貨積立(らくつむ)は『らくらくFX積立』の愛称です。外国為替証拠金取引であり、外貨預金ではない点にご注意ください。
南アフリカランドの特長
1.一進一退の動き
南アランド/円(ZAR/JPY)は、2016年1月に中国の経済不安を発端とする「南アランド・ショック」が発生し、一時6.2円台へと急落しました。その後、2017年には9円台を回復する場面もありましたが、南ア政府の経済改革への期待が萎んだため失速。2020年に入ると、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大に伴う金融不安から4月に5.5円台までランド安が進み、最安値を更新しました。ただ、その後は2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻によってエネルギー価格の上昇が加速する中で堅調に推移。同年6月には8.8円台まで上昇しました。もっとも、南アフリカの慢性的な電力不足や景気の低迷によりランドの上値は限定的。2022年から2024年にかけて円が大幅に下落したにもかかわらず、ランド/円は7円台前半から8円台前半を中心に一進一退の動きとなっています。
2.少ない資金で投資を始められる(2024年12月9日時点)
南アフリカランド/円(ZAR/JPY)は現在8円台近辺で推移しています(2024年12月9日時点)。
一方、米ドル円やユーロ円は100円以上のレートとなっています。FXでは取引に最低限必要な証拠金はレートをベースに算出されます。
レートが低ければ低いほど、必要な証拠金は少なく済みます。
例えば1Lotで取引する場合、米ドル円では6,200円程度が必要ですが、南アフリカランド/円(ZAR/JPY)だと400円となり10分の1以下です。(2024年12月9日時点)
3.アフリカ諸国の経済をけん引する
南アフリカは1994年のアパルトヘイト廃止後から着実に経済成長を果たし、 現在ではアフリカの全GDPの約20%を占め、アフリカ諸国の中でも第2位の経済大国としてアフリカ経済をけん引しています。なお、南アフリカはアフリカで唯一のG20参加国となっています。
またインドと友好関係を持っているため、今後のインド経済の発展の恩恵を受ける可能性があります。
現在では南アフリカのGDPの69%が第三次産業になっていますが、鉱物資源の輸出は外貨獲得の大きな柱です。
レアメタルであるプラチナ(白金)や鉄鉱石、金やダイヤモンドなどが主な輸出品となっています。
パラジウムなど、自動車製造に欠かせない金属の輸出も行っています。
これら鉱物の価格上昇は、南アフリカの経済に潤いをもたらすことになります。
4.南アフリカの政策金利は7.75%(2024年11月時点)
南アフリカの政策金利は7.75%(2024年11月時点)で、超低金利の日本とは大きな差があります。
この金利差により生み出されるのがスワップポイントです。スワップポイントとは、2国間の金利差から得られる利益のこと。
日本円のような低金利通貨を売って、南アフリカランド(ZAR)のような高金利通貨を買うと、両通貨の金利の差額を受け取ることができるのです。
- 通貨ペアを構成する通貨のうち、相対的に高金利の通貨を売った場合、または相対的に低金利の通貨を買った場合には、その取引数量相当のスワップポイント(通貨ペアを構成する両通貨の金利差の調整額)の支払い額が日々蓄積され、時間の経過に比例して損失額が大きくなりますのでご注意ください。また、現時点でスワップポイントを受け取れるポジションであっても、将来にわたって通貨ペアを構成する両通貨の金利差が縮小または逆転した場合には、その受け取り金額が縮小したり、反対に支払いへと転ずる可能性がございます。
南アフリカランドの見通し
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スワップポイント投資の注意点・取引のポイント|南アフリカランド
注意点
- はじめに
- 南アフリカランド相場は、国内の政治や経済の影響で変動するほか、
金やプラチナなどの貴金属の産出国である事から、これらの価格と連動しやすい。
リスクとして意識しておきたいものは以下のとおりである。 - 政治
- 南アフリカでは2024年5月29日の総選挙で、与党アフリカ民族会議(ANC)が初めて過半数を割り込んだ。ANCは約40%の得票率となり、民主同盟(DA)などの野党と連立政権を樹立し、シリル・ラマポーザ大統領が続投となった。新政権は汚職、経済低迷、治安悪化といった課題に直面しており、今後の政権の安定性と改革の実現が重要な焦点となる。
- 経済
- 2024年第1四半期の南アフリカのGDPは前期比0.1%減少し、市場予想を下回った。鉱業と建設部門の低迷が主な原因。過去10年間、計画停電や高い失業率が経済成長の障害となっている。
電力不足と物流危機が企業活動を制約し、失業率は30%以上です。計画停電の回避で若干の改善が見られ、南アフリカ準備銀行は利下げを検討中です。ランド相場も底入れの兆しを見せています。新政権の経済政策に対する投資家の見方は慎重ながら楽観的で、今後の焦点は経済成長と高い失業率・格差の解消です。 - 金価格
- 2018年は春先から夏場にかけて米ドルが上昇する中で金価格が下落。
ランドは金価格とともに大きく下落した。
取引のポイント
南アフリカでは、ここ数年に亘って慢性的な電力不足が幅広い経済活動の足かせとなってきたが、今年3月末以降は計画停電を回避する状況が続くなど最悪期を過ぎつつある。ただし、港湾や鉄道など輸送インフラを巡っては引き続き運営が不安定な状況が続いており、経済活動の制約要因となる状況は変わっていない。今年5月に実施された総選挙では民主化後一貫して与党の座にあるANC(アフリカ民族会議)が単独過半数を失い、他党との連立によりラマポーザ政権が維持された。政策運営への不透明感はくすぶるものの、金融市場における米ドル安に加え、金価格の最高値更新の動きはランド相場の底入れを促す一助になってきたと捉えられる。足下ではインフレ鈍化を受けて中銀は利下げに動くことが可能になっているものの、政権運営に対する懸念がくすぶることに加え、プラチナをはじめとする商品市況を巡る不透明感は実体経済のみならず、ランド相場の足かせとなる可能性に留意する必要がある。
執筆:2024年10月23日
店頭FX(外国為替保証金取引)における新興国通貨取引のリスクについて
当社取扱通貨のうち、いわゆる新興国通貨に分類されるトルコリラ・南アフリカランド・メキシコペソ・中国人民元およびロシアルーブルはインターバンク(銀行間為替市場)における流動性が主要国通貨に比べ相対的に低く、経済指標発表のみならず金融政策変更やその他政治的要因、さらには地政学的リスク等の要因による突発的な相場急変動が起こりやすい環境下にございます。また、こうした急変動時には実勢インターバンクレートのスプレッド(BidとAskの差)も平常時に比べ大幅に拡大する傾向にあり、その場合には当社でもやむなく提示スプレッドを一時的に拡大することがございます。あわせて、相場状況により「ダイレクトカバーの対象となる注文」の基準Lot数(最低数量)を一時的に変更する場合がございますので、あらかじめご承知おきくださいますようお願いいたします。これら新興国通貨のお取引、およびこれらを対象とするキャンペーンへのご参加に際しては、以上につきあらかじめご留意のうえ、ポジション保有時、特に法人会員様の高レバレッジ取引における口座管理には十分ご注意くださいますようお願い申し上げます。以上の新興国通貨それぞれのリスク、および直近時点でのリスクレポートにつきましては、こちらのページをご参照願います。
新興国通貨が高金利である理由について
新興国に分類される国々は概して政治リスクや財政リスクが先進国よりも高く、したがってその経済的信用度は相対的に低い水準にあります。こうした条件下では海外投資家の資金を呼び寄せられず、経済発展の支障となるため、金利を上げたり税金を安くしたりすることで、信用度の低さを補いうる投資環境を構築しようとします。そのため新興国通貨は一般に先進国通貨よりも高金利となる傾向にありますが、前述したように各種リスクが高い水準にあることから、長期的には先進国通貨に比べて価値が下がる(=通貨が下落する)条件を備えているともいえます。